メニューが表示されていない場合は、動作環境が対象になっているブラウザでJavaScriptをオンにする必要があります。 メニューが表示されない場合は、下のボタンでフレームメニューでご覧下さい。



menu OnOff?
2002
REPORT

.13

最新の釣行報告 02.08.03 02.08.17
真夏の釣り日記

〜夏と云えば夜釣り2連発〜


釣師にとって憂鬱な夏

 私は、どうにも夏が苦手だ。特に夏の磯は危険だ。 夏の照り返しで磯は焼け、日陰もない場所では逃げ場もない。 一度上甑で暑さに死にそうになった事がある。 まあ、私の場合、皮膚も弱く暑さのあまり蕁麻疹がでたりもする。
 まあ、そんな訳で、夏は基本的にオフシーズンにするのだが それでも釣りの虫が騒ぐとき、夜の海に繰り出す。

8月3日 獅子島でのチヌ釣り

 夢釣人のT永氏とのんびり獅子島の波止のチヌ釣りに出掛けた。
 ゆっくり昼過ぎに出発、天草新和町中田港フェリーから フェリーで獅子島片側に。この中田港フェリー待合所は何とものどかで いい気分になれる。 そして、ここは昨年息子と二人で訪れた場所。 今回は、楽にT永氏にチヌを釣って貰おうと?自分がチョイスしたポイントだ。
  早速、お目当ての湯の口港を目指すが、着いてみてビックリ。 なんと、狭いポイントにちゃっかり別の先客が釣りをしていたのだ。 一瞬、ガッカリするが、気を取り直して、別のポイントを探すことに。 車で5分くらい走り、名も知らぬ波止を発見。 海面の状況を見ると適度に推進も有りそうなので、ここで釣りをすることに決定。
 早速仕掛けを作り、撒き餌の準備をしたら、まず明るいうちに 腹ごしらえ。 撒き餌は、オキアミ2角、チヌパワービッグ、オカラダンゴをブレンド。 ツケエは、オキアミと本虫にした。
 地元のオヤジがよってきて、暫く話す。こんなやりとりもここの楽しみだ。 暫くすると日も暮れてきた。 1.5号竿に2.5号の道糸、ハリスは2号、針はチヌ1号。ウキは4Bの中通し電気ウキを でスタートした。

宇宙の神秘とチヌの関係は?

しかし、1時間2時間と時間ばかりが経過するが、全くアタリらしきアタリは ない。 気が付いたらもう深夜11時近くになっていた。 何回となく、流して、巻き上げようとしたとき、竿の重さを感じる。 ゆっくりあしらい、タモで掬ってみると、30センチ近くのメイタ。なんとか 一尾取った。 俄然、T永氏にも力が入るが、その後は続かない。 暫くしてT永氏から声が掛かる。「お〜い、空。空!空を見て。」云われるままに 空を見上げると、なんとS字というか、さらに複雑に 何かの通過後のような閃光が青白く、恐らく数キロ範囲に拡がっているのだ。 こんな空初めて見た。きっと彗星かなんかの落ちた後なのか、とても幻想的で 神秘的な風景に暫し見とれる。
  夏の日の不思議な気分とはうらはらに、ぱったりアタリも止まる。 時折あたるのは、ガラカブ(カサゴ)ばかり。 業を煮やしたT永氏が「ちょっと湯の口港を見てくる」と一人車を 走らせた。
 暫くして、戻ってきた。「湯の口港は空いてるよ」の一言でポイント換えを決意。 既に午前1時を回っていたが、あらためて気分一新。撒き餌からスタート。 しかし、ここでも全くアタリなし。 無情にも時間だけが過ぎていく。二人とも寝ずに頑張ったが、午前6時の 納竿まで釣果はメイタ1尾とガラカブ5〜6尾。
 残念ながらここまで。次回の釣果を祈念し、朝のフェリーに飛び乗った。

8月17日 牛深片島でのカゴ釣り

 さて、日は変わって、8月17日の土曜日。兼ねてから、YAHOO!掲示板グレ釣りの好きな人募集 で知り合い、大変お世話になっているakitoooさんと牛深で落ち合い、夜のカゴ釣りをすることに。 久し振りというか、一人で初めて牛深まで車を走らせて、なじみの牛深の釣具店岡山釣具で 夕方ゆっくり落ち合う。
 まずカゴ釣りは、エサのボイル選びが重要。自分は適度に白い大きめのオキアミボイルを チョイス。akitoooさんは、抱卵ボイルとキビナゴを餌にすることに。 渡船は、初丸。午後6時乗船は、我々二人のみ。片島元瀬に先客のため、考えた末、二番に降りる。
 ゆっくり仕掛けを作る。竿はNF4号、道糸10号、10号ケミウキに重り負荷8号のカゴをセット、 ハリスは8号、針は小鯛バリの11号の二本針とした。
 仕掛けを作って明るいうちの食事とした。akitoooさんは、溜まらず釣り開始。 飯を食いながら、暫しakitoooさんの釣り姿を観察。下げ潮の状況で、流れる方向をポイントに 自然に流している。すると第一投目からウキが消えた。残念ながら餌取りのロギだったが 幸先よくダブルで掛かる。
 食い気は有るだろう。これならいけそうだ。そう言い聞かせ、早々に飯を放り込み、 釣り場に立った。 ちなみに狙いは、真鯛、シブダイ、フエフキ鯛、イサキなどだ。

釣りのいい条件とは?

ちなみにここ二番には心配した蚊もおらず、しかも適度に風も吹いて、心地よい夜なのだ。 海も程良く鎮まり実に釣りやすい条件。ゆっくりと月夜を楽しむムードに 二人で思わず「釣れる釣れないは別として、とりあえずいい条件ですね。」と声を交わす。
 しかし、流れもいい感じなのに、あたりの方は、餌取りばかり。 一度、いい感じのあたりが有ったが、見逃しで、瀬に潜られ、あえなく仕掛けを 切る羽目に。
  もう午前一時になるかという時間、ウキが沈む。またも餌取りかとうんざりしながら 巻きに掛かると、少し重みを感じる。おおっ!イサキゲットだ。 この一尾によって、途切れかけていた二人の集中力が再び呼び戻される。 しかし、それも続かない。再び無言の時間が刻々と過ぎ去っていく。
 再びあたりが有り、有る程度の重さを感じながら足元まで引き寄せるが 残念ながら、足元まで来て、針ハズレ。悔しいバラシであったと思う。 ついに、午前5時。東の空からうっすらと開けてきたとき、納竿とする。 akitoooさんも私も一睡もせず、釣ったのに残念ながら釣果らしい釣果に恵まれず。 残念な結果となった。
 二人で夜明けの珈琲ならぬ、夜明けのソーメンを磯の上ですする。 蒸し暑い釣りから解放され、氷を浮かべたソーメンの味は格別であった。 午前6時。またそのうち再び一緒に釣りましょうとakitoooさんと約束を交わし、牛深を後にする。 真夏の釣りは苦手。しかも釣果にも恵まれなかったがなんだか今回は気分がよい。 少しだけだが、秋の気配が感じられ、また秋磯に期待が高まる。
 
真夏の夜釣りの釣果;
 メイタ,ガラカブ,イサキ


前の釣行記を見る



フレームページになります。