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2002
REPORT

.18

最新の釣行報告 2002.11.30
鹿児島上甑 双子島

〜雨の中で考えた釣り〜

DATE 2002.11.30 若潮 満潮 04:10/16:36頃 波高2.0m 
低気圧と前線が九州を通過。南のち北の風。
行  程午前3時 阿久根港 藤丸
渡礁瀬鹿児島上甑 双子島
釣時間午前7時から午後1時まで
同行者夢釣人さん
タックルがま磯競技用1.75号5.3m/リール  BBXテクニウム3000
仕掛け サスペンド系2.5号 PE系フロート2.5号/ハリス3.0〜2.0号 /山本ウキG3・釣研冠付B・キザクラ全層2B・雲水2B 半誘導・全遊導仕掛・一発グレ7〜5号


小雨の降る中で

帰ってきた藤丸エクスプレス。行きは藤丸で結構揺れました(笑)。


 久し振りの上甑。「先週は、2.7kgの地グロがでた、昨日は釣れてないようだ」 などと、釣具屋の情報を聞いても、ムラがあるようだが、「オナガが回遊しているよ」との 一言に、上甑釣行を決定。そうそうと、藤丸に乗り込んだ。
 名前を呼ばれて降りたのは、双子島。双子のハナレという恐怖のロウソク岩も 隣に見えているが、ここは安全な釣り場。しかし、風は強い。 瀬に降りて、暫くしていると雨がぱらついてきた。予定通りではあるが、せめて 夜が明けてから降って欲しいものだと願っていたものの。 とにかくちょっと早いが仕掛け作り。
 さて、ここのところクロのアタリが「渋く」なって久しい。どうも九州全般、 いや日本全般の話かも知れないが、明確にウキが一瞬で見えなくなるようなケースや、 竿にゴーンと乗るようなアタリもなかなか見れなくなった。 2月に男女群島に行っても驚いた。あの男女でも誘わないと食わなかった。
  第一魚が一定の浅いタナに浮かない。 「クロ釣りは、1.5ヒロから2ヒロ位でするもんさ。」10年以上前から 釣りをしている人なら、恐らく以前はそう言っていたであろう。
 今は、かりにそのタナで釣れても、再度同じ手で釣れるとは、限らない。 平面的な範囲から立体的な範囲にも気を配らないと釣れない。しかも、離島といえど 釣師の細ハリス傾向には、ちょいとうんざりする。船長までが「ハリスは細くしないと」 などと云ったりする。

楽しい釣りスタイル

 私はいつも、次のような釣りを最初にイメージしている。

@パン粉混じりの撒き餌をパラパラと丹念に打つ。
Aクロが撒き餌を食いに上下運動しているのが確認できる。
Bフタヒロ半の半誘導仕掛けをそっと入れる。
C馴染むと同時にスーッとウキが消しこまれる。
Dガツンと合わせる。3号ハリスで強引に取り込む。


 こんな釣り方が楽しい釣り方だ。 でも実際には、こんな状態には50回に1度位もお目にかかれない。 期待にそぐわない状況は、それなりにフラストレーションが溜まるが、 釣れないフラストレーションも嫌いなのでしぶしぶと仕掛けを替えているのが現状である。
 そんな訳で、今日は、ずぼらせず「どこかまずい」と感じたら 即仕掛け変更することを自分の目標とした。 その結果、ウキを五回も変える形になった。釣りの時間帯は、6時間なので 一時間に一度位、ウキ変更をしていたことになる。

必殺!仕掛け変更人

@風が強いので道糸は、サスペンドタイプの2.5号を選ぶ。 始めにウキ止め糸を切って落とした。ハリスは、3号を少し長めに2.5ヒロとし 道糸と電車結びで直結した。 ウキはプロ山本の遠投用G2、ガン玉はハリスにG3を打つ。 結び目側にカラーウキゴムをセット。針は一発グレ(オキアミカラー)の7号を巻く。 ハリスには、0号のハリスウキを付けた。
Aしばらく釣るが、「雨が酷くなり糸の出が悪い」と判断したため、 道糸をファイアーライン(PE系)に変更。結びは8の字ちちわとし、 直結を試したのち、ローリングスイベル8号に変更した。 糸の出は、よくなった。仕掛けはキザクラのKZSUB全層ホルダーを使い、 釣研冠付ウキBに変更。
B潮にかなり揉まれるため、キザクラ全層冠付遠投2Bに変更。 アタリは出たが、瀬ズレでバラシ有り。

今回使用した仕掛けの一部

C潮は2枚潮となり、渦巻いたりしており、糸が入るときと入らない状態が 甚だしい。魚の影が見えるようになったため山本式「なるほどウキ止め」をハリスで 装着。Bの雲水ウキに変更。ハリスは2号に変更した。
 流れが、すこしゆるくなり、結果2ヒロ半の仕掛けで2尾取り込む。
D下げ潮となってまたも激流のように潮が速くなったため、ハリスにはガン玉打たずで 「なるほどウキ止め」を外して流してみたがアタリ無し。
E雲水2Bのウキへ変更。ガン玉は、道糸側にBを打ち、ハリス側に二個打ちし、 再びなるほどウキ止めを装着、3ピロで流し何とか、沖目で1尾を追加した。

 と、このような状況で仕掛けを変えた。全層釣法の際は、ウキ毎沈めながらの 釣りも試したが、どうも神経が集中せず、手返しが遅くなる。 一度だけ、揉まれ込んだ状態で、穂先を少し上げ「聞いて」ガツガツと当たったことも 有ったが、残念ながら針はずれとなった。
 結局、釣れたのは、半誘導時の2.5ヒロから3ピロの辺り。相変わらず チモト切れも一回。恐らくブダイ系だと思うが瀬切れもあった。針はずれも2発ほど。 なんと飯も食わず、殆ど飲み物も飲まず、半日頑張ったが、でかいオナガとの出会いは またお預けとなった。

上甑の地グロ。型は秋の標準型。

今回のお勉強

・山本式ウキ止めはかなり使える。
・釣座の変更、仕掛けの変更、可能性の追求を怠るな。
 
釣果;
 クロ3尾700〜850g


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