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2003
REPORT

.02


最新の釣行報告 2003年長崎県男女群島
 一生に一度行けたらいいと思っていた憧れの島。男女群島。遂に二度目の釣行を果たすことになった。 今年、まだ初釣りを果たしたばっかりで、仕事の整理もつかぬまま準備もそこそこ、いざ出陣!

DATE2003.01.10 小潮 満潮 12:00?前後 波高2m
天候: 10日は曇り。11,12日は、時折的晴れたが、遠くは白波が立っている。風は強い。
行  程 01.10
AM10:00 熊本出発 PM2:00 あじか磯釣りセンター到着 PM5:00平戸口出港 ブラック・ヘラクレス
PM8:00 男女東側到着。 女島から渡礁が始まり、我々はハナグリ島、ナカタンポ?に渡礁
01.11
AM10:00 瀬替りを断るが… イスズミの猛攻に遭い、PM1:00 あらためて瀬替わり。男島の地磯。
01.12
AM10:00 回収
PM2:00平戸口帰港。PM5:30自宅着
同行者T永氏(夢釣人)
タックル別項で紹介
仕掛け昼:フロート3号/ハリス3号 夜:サスペンド10号ハリスフロート8号 /昼:ウキ3G〜3B 針 あわせちゃだメジナ7号,グレ一番7〜6号,その他 夜:電気ウキ1.5〜3号 針 尾長専用7号



初日に降りたハナグリ島。ナカタンポ?からとなりの磯に船が着く。

参考になる?男女群島釣行の準備物

竿 昼用:(1)がま磯VR2号5.3m (2)がま磯グレ競技用1.75号5.3m  (3)ダイワメガドライ1.7号5.3m 

夜用:(1)NFT4号5.2m (2)NFT4号5.2m
玉網:NFT5m(45cm径)
リール&ライン 昼用:(1)SHIMANO BBXテクニウム3000 (2)DAIWA トーナメントX LBA2500
@フロートライン 2.5号〜4号 150m
 Aサスペンドライン 2.5号〜3号 150mm
夜用:(1)DAIWA TOURNAMENT-S6000T遠投 (2)DAIWA エンブレム5500遠投
 @GOSENサスペンド10号300m
ハリス 昼用:トルネードSV1.7号,2号,2.5号,3号
シーガーグランドマックス4号〜6号
夜用:トルネードVハード8号〜10号
ハリ 昼用:がまかつ伊勢尼,グレ一発,あわせちゃだメジナ,くわせグレ, オーナーカットグレ,etc,4〜7号
夜用:真鯛,小鯛,オナガ専用7号
ウキ 昼用:雲水ウキ,プロ山本 etc.約30個
※特に本流が流れる場合、大粒のウキを準備
夜用:電気ウキ 2B〜3号
昼用:オキアミ 3角,赤アミ 2角,集魚剤2袋(V9,男女群島ジャック),パン粉6kg
  ※上記を半日3回分に分けて使う。
ツケエは、オキアミ生2箱とエビのムキミ1箱を持参。
夜用:オキアミボイル 1角,オキアミ生 1角を一回分として二回分用意。
食料 ちなみに人間の餌は、夜、朝、昼と三食を買うと、翌日の夕と、翌々日の 朝食は、船からご飯が提供されるので、缶詰やレトルトものが有ればバッチリです。
その他 磯バック,コンパクト寝袋,ビニールシート,バーナー(EPI)
クーラー72L,25L×1(食料用), バッカン43cm40cmの2個
ドンゴロス3,ヘッドランプ2
一人分費用 交通費:           0.5万円(熊本←→平戸 高速代,ガソリン代)
渡船費:           3.5万円(1泊2日)
餌  費:              1万円(半日単位で5回分)
諸費用:           0.5万円(弁当代,小物)
合  計:           5.5万円
まあ、ちょっとした旅行並の費用です。


近くて遠い憧れの島

 もともと4名で予約していた男女釣行。残念ながら都合で、今回男女に初挑戦の T永さんと二人だけの釣行となった。 遠征するまでは、それこそ、「一生に一回」と思っていた夢の島。 昨年最悪の天気で散々な目に遭ったのにもかかわらず、今年も行く気持になった。 男女群島の魅力は、単にでかい魚を釣りたいとか、ではなくて、独特の磯群、そして 素晴らしい海の色、そして酸素を充分吸い込んだ波…何だか、そういったロケーション そのものに会いに行きたくなるのだ。
 まずは、天候だけが気がかりだった。仕事中でも、毎日数回天気予報を見る始末。 何とか海も天気も安定しており、寒気も治まったようだ。仕事にけりを付け(たつもり)、 夜中の2時まで準備をして、当日早めに出発した。
 平戸のアジカ磯釣りセンターで餌の確認をして、ちょっと仮眠。午後5時、多くの団体 客と共に満船、「ヘラクレス」にて出港。
 船は以外と叩いている。何とか、一眠りしている間にエンジンはスローになる。 さあ、いよいよ瀬渡し開始だ。団体客数グループから渡礁開始。女島から瀬渡しが開始されたようだ。 しかし磯場は、残念ながら東側。昨年も東側。今年こそ西側に渡礁したかったが、 聞くと、波高は、そうでもないが、風が強いという。残念。船長の決断に逆らうことは出来ない。
 そして、我々は、恐らくハナグリ島、ナカタンポという磯に無事渡礁。


ヘラクレスの船内中央は、寝台列車なみに三段ベットが通路を挟んで向かい合っている。まさに豪華。

半信半疑の魚影の濃さ?

 まず安全に渡礁完了。午後8時過ぎ。とりあえず安全と爆釣を祈願してビールで乾杯。 そして、夕食。いよいよ釣り開始だ。
 この磯は、中央に約 7〜8m位の高さの岩があって、その左右にある低い岩で二人で 別れて釣るのがベターと判断し、別れて釣り開始。「60オーバーが来たら、お互い大声で 呼ぶのでタモ入れお願いします。」等とすっかり想像のモードは爆釣にスイッチが入っていた。
 早速、撒き餌。生とボイルを半々にし、軽く潰してパラリパラリと足元に撒く。 船が離れ静けさが戻った。餌にはボイルを付け、2号の円錐型電気ウキを軽く、足元に入れる。 暫くしてウキが馴染んだ途端にスーっと海中に引き込まれた。
 ああ、いきなり餌取りかあ、等と思って、軽く竿を起こすと、いきなりガツンと乗ってきた。 さて、何だろうと思って、さほど突っ込まれなかったので、タモを使うと魚の警戒もあると思い、 ブリ上げてみた。何と、茶グレ。これが50cm2.3kg。さすが男女群島と驚いた。
 よし!これはオナガの入れ食いだと思った。これは簡単な釣りだと思った。その後、数度のアタリ。 しかし、針はずれ、針掛かりしないの連続。そんなに簡単ではなかった。


だはは。軽〜くぶり上げちゃったオナガ50cm。

 まあ、たかをくくっていた。まだまだこれからと思っていた。夜は長い。しかし、 突然、隣の瀬によその船が客を降ろした。にわかに磯は騒がしくなり、夜の海に ウキの光が四つも確認できる状態となった。
 案の定、アタリは、ぱったりと止まってしまう。その後は、なんとウツボの4連続。 夜明けまで頑張るが、後は全くアタリ無し。一夜の夢は終わった。 ラッキーな事に、隣で釣っていたT永氏は、それまで全くのアタリなしで、朝、6時、最後の 投入で48cmのオナガをゲット。こうして、初日の夜のオナガ釣りは幕を閉じた。

針掛かりしない釣りに焦り


 夜明け近くになって、昼釣りの仕掛けをセット。竿は、がまVRの2号を手にした。 撒き餌を打つ。何となくクロが足元に見える。うんうん、これでこそ男女。去年は、 悪夢だったのだと納得。
 とりあえず手前を釣ってみる。いきなり竿に乗る。力強い。しかし、浮いたのは 800gクラス。そこでなぜか近くの釣具屋の囁きを思い出す。
 「男女に始めていった人は、クーラー満タンでもちょっと開けてみると、すぐ解るんよ。」 「えっ、どーしてですか?」「初めての者は、足元ばっか釣って、小型なんよ。ベテランは、 沖の潮目から、大型を引きずり出す訳よ。だからクーラ見れば解るんよ。」
 この何となく説得力のある言葉が頭をよぎったのだ。単純な私は、手前のクロを2尾 釣ったら、とっとと沖目狙いに切り替えた。苦労したが暫くすると、確かにキロオーバーのいい型が 釣れた。よーし、これだ!等と思いながら、沖目を流すが、ぱったりアタリが途絶えた。 結局、午前9時位までに3尾。
 ふと、高い磯を隔てた釣友を覗くと何と、キロオーバーを10尾位釣っている!えええ。 何処で釣ったの??「いや〜、足元で入れ食いよ〜。」
 何と足元でも大型なのだ。自分は呪縛に取り憑かれたように沖を釣り…、遅れを取ることに。 それでは、よ〜しと、力を入れる。そこへ船の見回り。
 「瀬替わりしますか?」
 「いや、ここで頑張ります。」
 「イスズミはいませんか。」
 「いるけど…なんとかなってます。」
 「それでは、ここで頑張ってください。」
 船和見送って、早速、足元攻め直し。キロオーバー1尾追加。よーしと次を狙う。 竿が曲がる。しかし、イスズミ。それではと投入ポイントを変えて、再投入。しかしイスズミ。 こうなったらと沖目をと流すが、やはりイスズミ。全く釣りにならなくなった。
 替わらないと宣言した舌の根も乾かないうちに、午後1時の船の見回りに 「すいませんっ!即瀬替わり希望!」と申し出てしまう。


船長もポーターも懇切丁寧。突然の瀬替わり要望にも、決して嫌な顔しない。 最初に渡礁した瀬は、中央が高台で、左右で釣った。中央は飯の時のみ合流。

よくない筈の磯で入れ食い?!

 船に道具を持ち込むと船長が「もう、いいところは有りませんよ。地磯ですよ。」 と云う。地磯?ってどういう意味かなと思ったが、ポーターまで口を揃えて 「いいところは、もう有りませんよ〜」そんな事に念を押さなくてもと思いながら 船は、超スピードで飛ばす。女島、ハナグリを離れ、有名な帆立岩を遠目に…船は 男島へと向かう。
 着いた磯は、まず地磯なので広い。船はポイントも告げず、さっさと遠ざかってしまう。 磯をゆっくり見て回る。まず寝るには、ぴったりの磯だ。平面風よけ場所が数カ所有る。 ポイントは、大体3カ所。今回も二人で離れたところで釣ることに。
 私は、船着きを釣る。最初、右のポイントがいけそうに見えたが、瀬際のシズミの張り出し がきつ過ぎて、とても取り込めそうにない。結果、私が船着きを。T永氏が左のポイントを 釣ることに。またもお互いに見えない釣り場だ。
 もう、午後2時近く。 潮は、じわっと左右の磯から波が立ち、足元を通過して、中央に払い出している。 早速撒き餌を打つ。何となく、居る感じがする。
 早速第1投。ツケエが残る。タナを少し浅くして、再度投入。三点撒き餌敢行。 竿にガツンと乗る。キロクラスの地クロ、クチブトだ。それからは、風を避けうまく投入すると 竿に乗ってくる。針掛かりしないアタリもあるが、ぽつぽつと釣れて、3時間で15尾をゲット。 クチブトばかりだが、大体35cm〜45cm位と楽しめた。なぜか、男女のクロは、引き味が強い。 小型でも充分楽しめる。ここでは、恐らく日中でも2.5〜3号位の竿で充分楽しめそうだ。
 5時になり、相方を覗くと4尾。ちょっと苦戦したようだ。私の釣っていたポイントに呼び、 ここで2尾を追加。これで一応、昼釣り終了。 魚を船に上げる。
 嘘かホントか、ポーターが「こんなに釣れましたか?他はそんなに釣れてませんよ。」等と おだてる。船長までどこで釣れたか、ポイントを尋ねる始末。よっぽど、実績のない磯に案内したらしい。


男島の地磯。右の写真のように風の防げる高級岩ベッドが有る…これがまずかったか?!

釣りとは、腰痛との戦いなり?!

 さて、二日目の夜を迎えた。まだ一睡もしていない。なんと云っても腰が痛い。 40歳前から腰痛に悩んでいるが、ちょっと無理をすると腰にくる。医者に見せたが 簡単に「これは治らんね。」と言い放たれる。
 T永氏もさすがにくたびれている。ここは、いっそ、眠ることに。そして 目が覚めてたら釣り開始することとし、夕食をかきこみ、早くも午後6時過ぎには寝袋に 潜り込む。
 目が覚めると、午後11時。4時間は寝れた。早速、夜釣りをと磯場に臨むが 思いの外、強風。サラシもきつい。3号の電気ウキをセットし、瀬際を流すが、どうも 沖に離れてしまう。餌は全くとられない。ドンドンと深くするが状況は変わらない。
 一時休憩して、また午前4時頃、再開。よーしと気合い入れるが、なんと また、僅か、3m先位の磯に別な船が客を乗せる。「ええっ?」と思っていると わざとかと思う位、その客は、海面をライトで照らす。オマケに私のウキまで照らしている。 一度ならずも数度。さすがに頭にきた私は、大声をだした(笑)。
 後で見てみると石鯛じじいで、夜のオナガの事なんて全く気にしていなかったようだ。 お陰で、こっちは釣れないが、戦意も喪失。 いやはや、男女は素晴らしいが、まさに激戦区。磯の銀座といったところ。
 結局、夜は不発。相変わらず腰は痛いが、最後の力を振り絞り、朝の釣りへと突入する。 撒き餌も充分。たっぷり撒いて釣り開始。 瀬際を狙っていると、いきなりどっぷり竿が曲がる。必死に耐え、竿を振り絞るも痛恨の 針折れバラシ。ん?オナガで針折れる?しかも、あわせちゃだメジナ7号って、そこそこ太軸なのに?! 期待を胸に再び投入。またも同じところでヒット。同じく強い引き。なんとか凌ぎ 浮かす。あ〜、残念ながら、大型サンノジ。よく引く筈だ。
 結局、午前9納竿前に貴重な1尾をゲット。竿を置いた。後片付けと磯掃除と遅い朝食をとっていると 回収の船が。午前10時、夢の男女群島を後にする。


男女群島ともお別れかと思うと名残惜しい。全国に誇れる夢の島だ。

疲れてはいるが充実感

 疲れの余り、船に乗るとばったりと横になったが、なかなか眠れない。 充実感と共に、ああすればよかった、こーすればよかったと反省が頭を駆けめぐる。 男女群島。素晴らしい磯群。また次回への夢が拡がる島だ。
 また、来たい島。期待島。そしてアジカさん。お世話になりました。
 余談だが、船を降りると、以外とみんな釣果が少なかった。満タンは僅か数えるほど。 数的には、我々がほぼトップ。次回は、数より型狙います。


夢を見せてくれた50cmのオナガ。そして、今回の釣果達。型は、30〜45cm位でしょうか。 それでも、新調の72Lイグロは、ほぼ満タン。

本日の結果

 結果、私21尾。T永さん19尾。二人で40尾は、船では恐らくトップクラス。
今回の課題;
・針はずれ多発。迷いの釣りとなる。男女と云えど、手強い。
・道具の準備不足。特に針とハリスが不足。
 
釣果;
 クロ700〜2200g 21尾 

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