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2004
REPORT

.1


最新の釣行報告 2004年1月12日
鹿児島上甑里 黒神二番ハナレ


DATE 2004.1.12 中潮 満潮11:00前後 波高1.5m→2.5m
行  程 PM10:00 熊本出発 AM2:00 阿久根 久丸 PM3:00納竿 PM9:00帰宅
同行者秀月丸さんほかFFC&his friends全14名
渡 礁黒神二番半
タックルがまか つグレスペ競技1.75号53,BBXテクニウム3000
仕掛けミチイト 磯技2.5号/ハリストルネード3.0〜松田スペシャル2.25号 ウ キマイナスG3,3B,2B,B 針 グレ一番6〜5号 トーナメント2号 ひねくれグレ6号

新年の釣り始め

 いよいよ新年を迎えた。今年は釣師としてもよい年でありたいものだ。 とは云っても新年早々仕事で出勤。貴重な正月休みは、結果休養と酒を飲んで 終わってしまった。
 そして、ストレスと釣りへの飽くなき欲望がフツフツと溜まる。 最初の連休どこへ行こうかと腕組みしていると、お誂え向きに、ネット友人 の秀月丸さんから誘いの電話。秀月丸さんは、熊本新港での渡船業。まさに渡りに船とはこのこと(笑)。これまで秀月丸さんとは、直接お会いしたことがないので、一緒に瀬にあがることを約束。子供の遠足のように待ち遠しくも楽しみな釣行となった。
 全く知り合いは居ないが、車に乗り合わせ14名にて出発。釣師とは不思議なもので、別に知り合いでなくてもすぐ話せるものだ。到着の午前2時には阿久根からすぐ出航。今回は里の久丸のお世話になる。

甑の久丸。船長はとても面倒見がよい。


 里に着くと、波高1.5mとの予報で有ったがウネリが残り、緊張感が走る。 黒神三番裏側に三名降ろし、次は我々の番、二番半に無事渡礁。 その後船は一番、沖の島へと向かって見えなくなった。皆、超一級ポイントへの渡礁だ。
 磯は以外と明るい。ヘッドランプを消して横になる。星もさることながら今夜はことのほか月が明るい。ひょっとして、その名のとおり秀月丸さんの成せる技かと本気で思う。秀月丸さんは、長身の人当たりのよい、都会的な?いい男。明るい月夜の狭い磯で、色々と話は、尽きないが、朝に備えて休養も必要。熱燗を二合ほど飲んだ私は寒空に無防備にもヘソ天で眠り込んでしまう。秀月丸さんは寝袋にくるまるものの初めての黒神の興奮と寒さで眠れないようだ。
 寒さで目が覚めるといよいよ夜明け前。マキエ仕掛けの準備で温まることに。 流れが早く、これまでの経験だと好潮とは逆のようだ。ポイントは、@船着きA三番との水道B二番との水道と大きく三方有るが、とりあえず船着き側を一緒に攻めようと提案する。

今年最初のクロとの出会い


名礁黒神の好ポイント 二番半。その気になると四方攻められるが。

 しかし、潮は二枚潮のうえ、表層はえらく速いため、なかなか二人では流せない。 当初、風が強いためタナプロ&マイナスウキ(B)の仕掛けで投入したが、 釣り場も狭く、馴染むまで流せないので躊躇わずに仕掛け変更。この時二枚潮と潮の速さを実感したので大きめの雲水ウキ3Bに変え、ウキ下にBを打ち2G5Gをハリス側に段打ちして流す。
 しかし流れが速く左右交差する潮になかなかクロらしいアタリを見いだせない。刻々と2時間位経った頃、少し流れが落ち着いてきた。ここぞとばかりウキを2Bに再度変更。少し潮がぶつかる沖目に向けて投入。揉まれるように沈むウキの鎮火スピードがやや速いように思い半信半疑のアワセ。実は最近この潮モマレかクロのアタリなのか解らないようなアタリが多い。
 おっと、久し振りにドン!とくる針掛かり。今年初めてのクロかと思うと慎重にやりとり。じんわり浮かすと秀月丸さんがすくってくれた。40cm位のこの時期ならではのクロだ。

アマエビ実験コーナ


 実は、今回はひとつの実験があった。先日akitoooさんの紹介で その威力を確認したアマエビの刺身(よく魚屋で売ってあるやつ380円也)を付けエサで 使うことだった。
 事前にマーケットで購入しており1尾を3つにカット。冷蔵庫に冷凍しておいたものだ。今回は是非このエサで釣ってみたいと思い、オキアミと交互に付けてみた。 このアマエビにあたってきたものだった。朝マズメを過ぎて、やや焦りを抱いていたが、狙いのエサで釣れてよかった。
 大事に締めて、クーラーに入れると早速、再投入。再び、同じところでアタリ。殆ど同サイズのクロ。「こちらに是非」と秀月丸さんを呼ぶと、秀月丸さんにも一投目でアタリ!同寸のクロが立て続けに3尾。 これはいよいよ入れ食いモード突入かと、にわかに力も入るが、残念ながら 流れも微妙に変わり、ぶつかる潮もなくなって、アタリは止まる。

 なんとなく振り出しに戻った感有りの磯。マキエを作り直し、飯でも食ってやり直し。秀月丸さんは、沖正面のポイントを見切り、ついに水道を攻める。こちらも逆潮で、手前潮とあまり期待できないが、丹念に攻めている。この水道の根は複雑らしく、これまでの経験上、相当にがいバラシの経験があった。しかし、確実に大物の潜むポイントだ。
 でもまさかこの後、秀月丸さんの壮絶なバラシ劇が始まろうとは…。流れが少しゆるやかになった。その頃か、ぼちぼちアタリが出たようだが、強烈なバラシの連続? それでもひるまず、ハリスをあげ、針を替え、挑んでいく秀月丸さんは、すがすがしい。「これなら取れるんですよ〜」とキロクラスのクロを掬っている。 おっと、私も真面目に釣ろうかと、ちょっとした仮眠から、再び沖向きのポイントを狙う。 思い切って、ハリス号数を下げ、Bのウキにて、流し直す。手前には、相変わらず サバゴのような餌取りのため、やや沖目を今度は少し「誘い」を意識してやってみる。 じんわりとしもるウキを見えなくなる寸前、ミチイトを止め、そして少し引きやがて、スッと離す。スーッとウキが入っていった。おっと、やっぱり居たんだ。少し、小型だが、3尾めのクロを手にした。

心残る早めの回収

 天気は微妙だ。シケがそこまで来ている気もするが、曇天の空模様は、夕マズメに いい釣りが出来そうな気持にもなる。せっかく今日は4時納竿予定。しかし無情にも 小雨が。少し焦る気持で流してみるが、なかなか当たらない。せっかく、秀月丸さんが1尾を追加したのに、残念ながら3時までで回収となる。
 黒神二番半には、何か表現できない程の魅力がある。今回、私には大物との出会いは、なかったが、常に夢を見せてくれる瀬だ。 船では爆睡だったが、さすが14名とも里の超一流瀬に渡礁。ボーズなしの結果に皆安心。私も秀月丸さんとの再開、再挑戦を誓い、今年新年の釣り始めを無事に終える。


午前7時から午後3時までの釣りとなった。釣れた時間帯。


本日の結果


今回の課題;
潮の変化とポイントの探り方。
今回特に竿さばきの難しさを痛感。
 
釣果;クロ3尾(38〜41cm),ブダイ1
 



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