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釣りに関するノート「釣り徒然」 2003年3月09日
撒き餌について考える

 釣りに行けない休みの日。釣りの空想もまた楽しいもの。磯釣り歴15年の今にして 迷いの釣り。こんな時に少し頭の整理をしたい。

撒き餌について?

 撒き餌、コマセについて…と書きだしたが、実は文章に残すほど、これまで 撒き餌に全くこだわった事がなかった。 こだわらないどころか、随分と軽く扱ってきた。 その程度の釣師なので、恐らく間違いだらけの撒き餌論を熱く語るつもりもないが、 少なくともこれを機会に、撒き餌についてもっと考えたいし、釣果に繋がる撒き餌をしたいし、 また、これを読んでくれた人からご意見が頂けるならば、是非参考とさせて頂きたいと願い 撒き餌について書いてみることにした。

1.これまでの撒き餌作りワーク

実はここ数年、撒き餌をまともに自分で、混ぜ込んだ事はなかった。 きっとこんな事を書くと、えっ?どうやってるの?と思われるかもしれない。 でも現実に地域性というか、磯の問題も有って、いつの頃からか、あまり考えていなかった。
 地元牛深では、とても小さな瀬が多く、磯をいつも波が洗うため、 撒き餌バッカンの中で、撒き餌を満足にこねることも出来ない環境下での釣りとなる。 とりあえず、脚立の上に、バッカンをいきなり乗せて撒かなければならないし、 その時に混ぜようにも、混ぜられないので、予め既に店で混ぜられたものを使うという事が いつの間にか当たり前になっていた訳だ。
 ひとつには、撒き餌の効果というものに対して、そこまでの重要性を 見いだしていなかったという事かも知れない。 なんと恥ずかしい話だが、牛深のなじみの釣具店利用の場合、具体的にオキアミ、赤アミ、 ムギなどがどのようなブレンド比で混ぜてあるのかなど、知ってもいなかったのだ。 ましてや特に状況に応じた集魚剤のセレクトやブレンドなどやっていなかった。 よく考えたら、集魚剤もこれまで決まり切った3種類くらいしか使ったこともなかった。
 ただ、これまでにも何点かの拘りはあった。 第一にバッカンは、通常、44cm角と40cmの物を用意するようにしている。 それは、
@一回分を少なくした方が、作りやすい、持ち運びしやすい。
A釣り時間による撒き餌の按分、時間配分を解りやすくする。
B固さ柔さの調整がしやすい。

などの理由によるものだ。
第二にパン粉の作り方にも拘りが有る。しかし、この頃の拘りなんて この程度だった。
しかし、ちょっと昔、チヌ釣師だった頃は、かなり撒き餌にこだわっていた。
@オキアミの潰す程度…(かなり受け売りだが、オキアミの頭の空気を 残さないようにとか…)
A集魚剤も、チヌパワーやオカラダンゴ、また配合するムギやコーン粒など
B固さ、沈み方、飛び方などにである。
 クロ釣師になってから、よくクラッシャーなんて利用している。従って潰し方なんて 全く気にしていない。よく考えたら反省である。 全く適当なのだが、オキアミとアカアミのブレンド比もまさに適当、1:1でやる事が 多かった次第。 それでは、本来どうあるべきなのか、ちょっと考えを整理してみて、これからは真面目に? 撒き餌ワークに取り組みたい。

2.撒き餌のベース

撒き餌のベースは、基本的にオキアミですよね〜。しかし、場所によっては、これがパン粉になってしまう。 まあ、状況によってはアカアミベースの場合もあり得ますね。
これは、ツケエにも左右されるけど、ツケエに使わない物は、撒き餌のベースには、使いにくい。 そういえば、牛深で夏期限定のミロクガニによるクロ釣りは、撒き餌はカニのみです。
パン粉撒き餌の場合は、色々パターンが有る。 経験的には、全くのパン粉のみ、パン粉に一握りのアミ、オキアミ撒き餌にパン粉というバリエーション を試しているが、上甑ではパン粉に一握りのアミがかなりの効果を出している。またパン粉のツケエも 実際、夏場には力を発揮する餌だと実感している。
一番多く使っていて、一番不明瞭なのが、やはりオキアミとアカアミの配合比率がいつもピンとこない。 私の勝手な印象ではアカアミを集魚効果の感覚で混ぜている。つまり餌取りが多そうだったら減らし、 逆だったら増やす…これで正解や否や全く何の実験をした訳でもない。 これこそ、どなたかの経験、実験をぜひお聞かせいただきたいものだ。

3.集魚剤に寄せられた人間達?

チヌ釣師の頃、かなり集魚剤にもこだわっていた。また、チヌ釣りでの集魚効果という意味では 集魚剤に期待していたし、その効果も認められたと思う。
 クロ釣りの集魚剤はかなり手強い。全く何も解っていない。現実的には、昔は斎田グレ、現在V9などお決まりを これまでいつも半日分で1袋適当に混ぜて使っていた。
 メーカー側の言い分でいくと、
@集魚効果A拡散度合いB比重C飛距離D増量度
とかの分類が有るんだろう。 しかし、あまりちゃんと見たこともない。
 また、最近は、心ない?インストラクターの方々は、3袋も4袋も磯場で集魚剤を混ぜて見せている。 本当に効果が上がるのだろうか。なんだか怪しい集魚効果の謳い文句に人間が集まる感じだ。 さらに、あのボトルに入った、さも濃縮のような液状の効果剤にも弱い。何だか魚がよりそうな気が して、つい手を出してしまう事がある。しかし、その効果があったのか、経験上の実感はない。 ただ云える事は、最低限磯場に趣向の違う集魚剤を2袋は持っていった方がよいということかな。 2袋をいきなりブレンドして使うより、一袋残しておいて必要に応じて混ぜ込む方がよいようだ。

4.ブレンドから投入まで

混ぜ方への拘り…比較的チヌ釣りでは、グチャッと固めて使っていた。 クロ釣りでは、出来るだけバラリとまとめるよう心掛けている。まず練り過ぎしないようにし、 水っぽくしたい場合は、出来るだけバッカンの中で区切って使うようにしている。
 超遠投の必要な時は、練り込む、そして海水加減が難しい。程良い固さが必要だ。 しかし堅くすると拡散具合が狭い。従ってワンポイントを攻める場合を除き、やはりバラリと まとめて使う方がよいと思う。遠投こそ、撒き餌とツケエを同調させるのは実は拡散させる方が いいと思うが…遠投にはむかない。
 人のアイデアにあったけど、バッカンの中に混ぜた撒き餌と別にバッカンの壁にオキアミ 半角を立てて、冷凍効果代わりに使うのもなかなか気に入っている。 撒き餌を打つ回数は、投入前に2〜3投。投入後に2〜3投というところで撒いている。 撒き餌を撒くのは好きなので、カップの大きさで調整している。いつも柄杓はカップの大きさの 違う物を用意している。

 撒き餌についてまだまだ書きたいこともあるのだが、どうも研究心が足らずにまとまった事が書けない。 はっきりしたご意見をお持ちの方がいたら是非ご意見を伺いたい。よろしくお願いします。