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2004
REPORT

.13


最新の釣行報告 2004年10月23日
大分県鶴見 ゲジ&?


DATE 2004.10.23 長潮 満潮(時間)潮位(cm) 3:54(160) / 17:43(208)
波高2メートル後1.5メートル
風向 風速(m/s)北北西5m
行  程 AM0:00 熊本出発 AM4:00 (梶寄港)みや丸  PM7:00釣り開始 PM03:00納竿 PM7:30帰宅
同行者 turumikuroさん
渡 礁ゲジ,ビヤクビ横
タックルがまかつインテッサGV1.5号53,シマノBBX-テクニウム3000
仕掛けミチイト ミチイト(PE)1.5号/ハリス トルネード松田スペシャル3号〜2.75号 ウキ 0 針 層グレ6〜5号

磯で大物?

 一ヶ月振りに、釣行計画。鶴見と云えば、ネット釣友のturumikuroさん。 久し振りの釣行となる。台風の影響で港近くの道路が寸断。みや丸から 予め指定された港へ向かう。結構車が止まっており、相変わらず大分の磯の人気は 高い。
 10名位がみや丸に乗り込み、約40分揺られ、大島回りに到着。しかし、磯は デパートのように込んでいる。それでも何とかポツリポツリと降ろし、終盤に 残った我々は、本島側のゲジと呼ばれる磯に無事渡礁。今回は、相当船に揺られ ちょっとげんなりしてしまう。 夜が明け、仕掛けの準備中、久し振りに…大きい用を足す(^^)。次の台風よ、よろしく清掃!

最初に降りた本島のゲジと瀬替り後の大島ビヤクビの横

侮れない太平洋の波

 さあ、お腹も落ち着き、さあ釣りだそうと、マキエを打つ。しかし、ポイントは 大きな白波。波もだいぶ高く磯際にあたってくる。 しかし、今から干潮へ向かう。大丈夫だろうと、図のA点で釣り出しにかかる。
 手前は大きく白波立つが、白波の切れ目を流すと、沖へと潮は出ている。 これは、何とかなりそうだと、無謀にもウキは遠投0号の10mハリスで流すことに。ハリスは、重さも考え2.75号をはる。
 しかしなから、この瀬は強烈な逆光。マキエもききだし、仕掛けも何とか入りだしたが、流れは速く、ウキは一瞬で視界から逃れてしまう。それでも竿引きのアタリを期待して流すが、ヘタするとエサも残ってくる。
 緊張感がやや途切れた頃、仕掛けを上げようと、リールハンドルに手を掛けた途端 向こうアタリで、テンションがかかる。おっと!強い引きだ! 少しクビを振りながら強烈に手前に突っ込んでくる。よし!今からと思うまもなく 瀬際でのバラシ。何とミチイトから切れてしまう。こいつの正体が解らないまま、 クロだとするとかなりでかそうだと、急いで仕掛けを作り直す。今度は3号だ。
 すると今度は、B点で釣っていたturumikuroさんの竿が大きく曲がっている。 壮絶なやりとりで、魚の姿を見る。まさかのヒラマサ?かカンパチだ! しかし、もう一歩のところで痛恨のバラシ。
 おお!正体はこいつだ。60cmオーバーは有る。何とか釣り上げたいと 再び竿を振るが、その時大きな波が磯に当たり、頭から波を被ってしまう。 ゴアのレインスーツの中までずぶ濡れ。やはり太平洋。侮れない。
 一気に退却。turumikuroさんのポイントで足場を探していると「あそこで釣ってみませんか?寒の時期は大物が釣れましたよ。」と指を指す。 振り返ると、確かに風は避けられるが、とても釣れそうにないポイント。 身体も濡れ、しょんぼりした私は、半ば諦めぎみに、そのC点に移動することに。

侮れない太平洋のポイント

 C点は、A点から低い瀬を越えて、潮が流れ込み、表層は、右から左に 流れている。本来なら、一段降りて低い瀬から竿だしするところだが、 かなりの段差があるうえ、低いところは波で危険のため、上から釣ることを考えるが 釣れたところで、どうも瀬にあて、バラシそうだし、どう見てもこんなところで 釣れそうにない。
 turuさんが、ヒラマサでも釣ろうものなら、絶対抗議?するぞとブツブツ思いながら とりあえず、仕掛けもそのまま(どうせ釣れてもぶりあげなのでハリス3号のまま)パパッとマキエを打ち、釣り再開。 何の反応もない。エサも残る。時間はどんどん過ぎる。B点のturuさんも釣れないので、不満も出ないが、今日は、もうだめだと諦めモード。その時、tutuさんが、B点で本命ゲット。足裏サイズにつき、リリースする。涙目になったが、 こうなったら意地でもと、C点でふんばる。
 数十回流しているとある事に気が付く。まともにウキを入れると、 表層の潮に引っ張られ、右から左へと流れるが、実は、実際の流れは逆で 左から右沖(沖といっても地磯側^^)へと流れるようだ。しかし風が強く糸が吹かれ なかなか、流れに乗せられないが、集中力を高め、やや遠投、手前に引き戻し、糸を張ると、5投に1投は、本命潮に乗せられた。
 すると、エサも食わなかったのに、いきなりアタリ!おっと、この引きは クロだ!良い引きだが、こちらは、ハリス3号。よいしょと、振り上げる! 34cm位か。何とかお持ち帰りサイズの本命ゲット。ほっと、笑みがこぼれる。
 「ほ〜ら、私の云ったとおりでしょ。」turuさんも賞賛。やはり鶴見に通い詰めた 釣師の言葉は、信頼度が高い(笑)。 風、波は、かなり強い。干潮になっても潮は全く下がらず酷くなる。 turuさんは、イサキをゲッチューするが、暫くすると、得意の諦めヘソ天してしまう。 寝ているturuさんを尻目に、現金にもやる気が出た私は、もくもくと竿を振る。 再びアタリ!またもクロだ。磯際にあたらないように、丁寧にあしらう。 ぶりあげが、ちょっと無理する位の36cm位のクロ900g程度。
 ここで、休憩にし、turuさんにC点で釣って貰うが…
考えてもいないシケに船が瀬替わりを告げる。恐らくC点ポイントでもっと 釣れたと思われるが、このままでは回収もままならない。とっとと引き上げ、 船は大島の風裏を目指す。
 ビヤクビの横にて、turuさん「降りますか?ほかにはないし。」と声を掛けられ 「え〜い」と降りるが、何と最も苦手な高所で絶壁。久し振りに船から磯をよじ登ったが、足が竦み、身動きできなくなる。turuさんが、一人で荷物等を置いてくれて 助かりました。しかし、恐怖で硬直状態の私は、あまり生きた心地もせず、なかなか釣りに集中できない。
 一睡もしてないので、睡魔も襲ってくるが、まともに寝ることも座ることも出来ない磯だ。暫し、竿を抱き、ボッとするが、眠ると海面に突っ込みそうで、仕方なく 釣る。潮は沖に払い出すが、魚の反応は薄い。時間つぶしのようにぼちぼちと攻めるが、餌取り一匹釣れない。最後にturuさんが、いい型のイサキを釣るが、これで終わり。降りるときも必死で船に飛び乗り、今日の釣りを終わる。


イサキは、turuさんからの貰い物

 魚サイズも標準となって、いよいよ秋磯本番となった。 今回は、フィールドの条件が悪かったが、もっとよければ釣れていたと思う。 一体、名人と呼ばれる人達はこんな条件でどう釣るのか、またどんなイメージで 全層釣りをしているかなど、帰りの車中では、turuさんと釣り暖気に花が咲いた。 さあ、いよいよ本格始動だ。

本日の結果



釣果;クロ2尾(34,36cm)
 



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