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2009
REPORT

.3


最新の釣行報告 2009年3月20日
鹿児島県甑島片野浦大瀬


■行 程 2009.3.20
23:00 出発 3:00 阿久根着 3:30 渡船未来丸出航 6:30 片野浦大瀬 11:00 納竿
天候 晴れ 小潮 干潮09:00前後(156Cm)波高2.0m
■同行者 N原さん、K原さん
■タックル LOD:がま磯インテッサGV2-53
REEL:ダイワ トーナメント-Z LBD 3000
■渡 磯 鹿児島県 甑島 片野浦 大瀬
■仕掛け 道糸 不明 3号 ハリス ブラックストリーム3.0〜2.5
■使用餌 撒餌;オキアミ生1角(3kg),赤アミ2角(8kg),パン粉2kg
付餌;オキアミ,甘エビ

悲しい3連休を打破

 3連休を前にして、一通の封筒が届いた。結婚式の案内。しかも、連休中日の午前中。おめでとうと言いながら、心の中では、バカ野郎と呟いたが キャンセルする訳にはいかない。
 この連休は、片伯部さんファミリーさんの遅い新年会と釣り大会も行われるが、手も挙げられずにじっと我慢で生唾を飲んだ。
 チャンスがあるとしたら初日。しかし、その日早くには帰りたい。 悪い予想の天気も少しずつ好転して少しずつ色気が出るが自分では、 なかなか決断がつかないでいた。
 しかし、都合よくクラブ仲間から誘いの言葉。う〜ん、と腕組みしながらも夜8時には、準備を始め、11時には、へらへらと出発してしまう。久し振りの釣行で何やら緊張するも、これまた久し振りの釣友と話しが弾みながらなので、阿久根港は予想より近い。

いざ片野浦へ


片野浦は西磯だが一帯が広いワンドになっており、もともとクチブトの魚影が濃い。


 港で一眠りしていると10名位の客も集まってきて、早速荷物を積み込む。 今回は、自分のペースでのんびり釣りたかったので、船長には、一人での 瀬上がりを希望し、お任せとした。
 予定より30分早い3時30分には、出航。ゆっくり横になれたが、この船の床は固い。それでもウツラとしているといつのまにか、片野浦到着のようだ。 既に午前6時過ぎ。
 一帯は、予想以上に暗く、霧に包まれていた。 最初に、N原さんとK原さんが呼ばれる。オサ瀬を正面に、ナギ張りあたりか、3番目に私が呼ばれた。
 「Fさん、大瀬にしたよ〜」なぜか、私は大瀬が多い。しかし、文句も言わずに降りた。
 海を眺めながらマキエを打ちながら、仕掛けつくり。 久し振りに一人での釣り。焦りもないが、なんだかワクワクする。


片野浦から左に見えるのは瀬瀬野浦のナポレオン。


魚は居るのか

 例によってビールを海に垂らし、釣り開始。まずは、正面の沈みの影から狙う。どんよりとした霧も徐々に消えかけ、辺りにも淡い日差しが。既に7時を回っていた。
 しかし、エサは残ったままだ。浅いタナには魚も見えない。 徐々に深く入れてみる。糸が止まった気がして、上げようとすると重い。
 一応、アワセを入れるとギュンと走った。居食いなのか。 いい引きだ。2号竿が軽く曲がる。リールが鳴く。
 しかし、やっと浮いてきた魚体は…ピンク?!一瞬マダイか?とも期待させながら、結果、50cm近いヘダイ。一気に気が抜けると共に、息が切れた。


ヘダイが釣れる時って…一尾ってことはないような…?!


 少し休憩して再び仕掛けを入れると直後に更に強いアタリ!! しかし、首の振り方はまさにヘダイ。右の沈みに入られてしまい、最後は チモト切れでバラシてしまう。

早く釣らないと

 また、それからは暫く沈黙の海に。
 状況から、魚の活性は、悪いようだ。エサも取られない。餌を魚の口元に運ぶイメージで、投入を繰り返した。
 またも、居食いのアタリ!!しかし今度は軽い3号ハリスに、スッと浮いてきたのは、久し振りの35cm程度のクチブトだ。 しばし眺めて、少し考えたがクーラーに入れた。


 その頃から風が吹いてきた。一帯は、広いワンドになっているが 沖から、ワンドに向かって風が舞い込んでくる状態だ。
 しかも、この大瀬は、瀬の形状からか、通常でも磯に波があたり、時折、磯場に波が降る。 にわかに時化てきて、波を常に被るようになった。また、瀬際もサラシだし、とても軽い仕掛けでは釣りにならない状態だ。 今日の満潮が午後2時位だとすると、これは、多分途中回収だなと想像した。晴れていたら、12時から、エギングもやろうと思っていたが、とてもそんな状況ではないようだ。


まだこの頃だと釣りが出来るが、この後サラシは全体へ広がった。 そして波を被り、写真もここまでで断念^^。


 とても正面では、釣りにならなくなり、ワンドを見て釣りをする。頭と背中は、波を被りびしょびしょの状態だ。

酷いシケに命がけ

 マキエを捨てるつもりで打ち、なんとかアタリを捕らえた。またも35cm程度だが今度はオナガだ。あわてて、次こそ大物をと狙うが、サラシはますます大きくなり、釣りにはなりそうにない。
 段々、足場もなくなってきたので、午前11時に竿を畳むことにした。 竿を畳んで、片づけをして飯を食って、ついでにと缶チュウハイを飲んでいると、さすがに予定より2時間早く、船が迎えにきた。
 しかし、瀬際には、強い波が当っており、数度試みても船が上手く接岸できない。
 ついには、道具を海に投げろと言ってきた。一瞬耳を疑ったが、仕方なく バッカンとクーラーを海に投棄。何とか船で拾い上げて貰った。
 しかし、いくらなんでもロッドケースを海に投げる訳にはいかない。 そこで、神のご加護か、強い波が心なしか回数が減り、船が近づけたほんの一瞬。2秒位か。ホースヘッドの客にロッドケースを投げ渡し、見事にキャッチ。そして、次の瞬間、磯から重たいこの身体で、しかもチュウハイで多少酔った勢いで、飛び移った。着地の時、まだそこに船があったという感じで、何とか回収成功。

釣れなかったけど

 その後の回収もえらく手こずっていた。とにかく中に入っていてくれと言われ、手伝いも出来なかったが、N原さん回収でも道具の投げ渡しが行われて無事に回収が行われた。
 皆の疲れには反比例で、どこも釣れていなかった。N原さん達も1尾づつ。 他の人のクーラーも軽かった。
 船長も「手打の東磯に行けばよかったな〜」と言っていた。個人的には手打東の方が好きだが、片野浦の船長にはそうも言えず、「またお願いします」とだけ答えた。
 しかも、船のフォースヘッドにはめ込んだタイヤを止める金具が飛び、修理発生だそうだ。回収の凄さを物語っている。
 恐らく手打東はベタナギだ。西磯とは、全く様相が違う。手打ならゆっくり釣りも出来たかとも思うが、私にとっては、久し振りの釣り。自然の洗礼もまた、ある意味楽しい。活きている実感だ。
 しかし、今回息は切れ、またも腰痛に悩まされた。体力ばかりが落ちていく自分が情けない。

本日の結果

釣果; グレ2尾(オナガ・クチブト35Cm),ヘダイ、ベラ

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