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2009
REPORT

.10


最新の釣行報告 2009年6月6日7日
鹿児島県下甑島手打早崎ハナレ


■行 程 2009.06.6
09:30 出発 12:00 阿久根港着 13:30 未来丸出航 16:00 手打早崎着 6.7 12:00 回収 17:00 熊本着
天候 晴 大潮 満潮19:00前後(277Cm)波高1.5m?
■同行者 磯遊人さん、八重ちゃんさん、ペトリゥスさん、E垣さん
T瀬さん、S本さん、N原さん、T永さん
■タックル LOD:[夜用]がま磯Gチューン4-50
[昼用]がま磯マスターモデルMH-53
REEL:ダイワ トーナメント-Z LB 4000-3000
■磯名 鹿児島県 下甑島 手打早崎ハナレ
■仕掛け 道糸:[夜用]バリバス8号 [昼用]サンライン磯スペシャル テクニシャン オ・シャ・レ4号 ハリス:[夜用]サンライントルネード Vハード100 8号     [昼用]サンラインブラックストリーム4号 
■使用餌 撒餌;オキアミ生3角(9kg),ボイル1角(3kg),赤アミ半角(2kg)パン粉(6kg)
付餌;オキアミ,ボイル,甘エビ

占いはアタリか?

 云っておくが私は決して占いなど信じるタイプではない。 しかし、金曜日、釣りの準備のため早々に仕事を終え急いで帰宅する途中の テレビで「○月生まれの明日の運勢」ってヤツを偶然やっていて、なぜか、私の誕生月が一番の好運勢だったのだ。
 占いなど…といいつつも、土日で再戦することとなった甑手打釣行計画を直前に おバカな私は、漠然とデカイオナガを皆に見せびらかすシーンを頭の中で イメージしては、薄ら笑いを浮かべ、ある意味もっとも幸せな時間である 釣りの準備を過ごしたのだが、これが本当に占いなど当たらないものだと後々 実感する結果になろうとは。


手打早崎ハナレから。憧れの磯群だ。

ペトリゥスさんと再び

 土曜日、午前9時半過ぎ、磯遊人さんの事務所に集合。既にペトリゥスさんと お友達のE垣さんが自宅の駐車場のように?待機されていた。
 挨拶を交わしているとやがて磯遊人さんが八重ちゃんさんと到着。
 早速、楽チンキャンピングカーで、出航地である阿久根まで、楽しいドライブが始まった。
 云うまでもなく車中では、デカパンオナガ確保に向け、九州磯初トライのE垣さん へのアドバイスなど楽しい話が続き、あっと云う間に阿久根に到着した。
 程なく、私のクラブのメンバー夢釣人から、T会長、S本さん、N原さん、T永さん、N島さん、S藤さんが集まり、11名のメンバーで、未来丸に乗り込む。
 今回は、未来丸の計らいで、渡船料も安いうえ、他の客のキャンセルも発生して、期せずして、何と我々だけのチャーターとなりおのずとやる気も倍増した。


未来丸。片野浦地元の渡船だ。阿久根港を出航。

不安のなかった筈の天気だが

 早速、予定の午後2時を待たずして、メンバーを乗せた未来丸は、快調に出発した。途中波もなく、皆思い思いの場所で、寝たり話したりしていたが、船が鹿島(中甑と下甑の間)の水道を通る辺りから、結構揺れだした。ウネリがあるようだ。
 とは云っても、大体、この水道はナギの日でも流れが激しい場所。私は「いや〜、ここだけですよ。西側に出てしまえば、そんなにない筈です。」とタカをくくっていた。
 確かに、西側特に瀬瀬野浦を通過する辺りから、波もだいぶ落ち着いてきたが、やはり多少のウネリが出ている。やや不安になったものの、渡礁出来ない程ではないと判断。予定通りの磯割りで上がることとした。
 予定通りとは、今回も早崎のハナレ、早崎の地、上村瀬、下村瀬に渡礁出来るとの確証のない自信?があったのだ。
 事実、他の客のキャンセルも出て、船長からは、第2便で来る客のために、どこか空けて欲しいような…呟きも聞こえたが?私を信じて、ついてきたメンバーの血走った目を見たら…、何が何でも希望の瀬に乗って貰おうと、船長にも無理を言った。

いざ瀬上がり

 てな訳で、無事予定通り、超A級磯をゲット!現実的には、例えば天候、例えば他船との兼ね合いからこんなA級磯ばかり乗るのは本当に難しく、奇跡が2度続いたようなもんだと思うが、時期的に今年のラストチャンスとも思えるので、とても幸運にありつけたと思っていた。
 最初に、四国からのベトさん、E垣さん、そして磯遊人さん、八重ちゃん、私の5名で 早崎のハナレに降り立った。私自身も久し振りのハナレだ。
 ところが最初に降りた磯遊人さん、ペトさんは、いきなり波を被る。瀬瀬野浦から吹いてくる強風とウネリのある波のために、沖向きの好ポイントだけでなく、瀬瀬向きのポイントでは、竿出し出来ないほど釣り座を波が洗っていた。
 それでも何とか型のいいオナガを釣って貰おうと、四国のペトさん、E垣さんには、カッパ着用で、沖向きポイントで攻めて貰う事にし、私も風に立ち向かう形で、瀬瀬向きのポイントで竿だしすることにした。


沖向きポイントで狙うE垣さん、ペトさん。やがてペトさんがグレをかけた。

ああ!流された事件

 結構なウネリと風で釣り辛いが、沖向きポイントは、風を背にする分、釣り易い。ペトさんもE垣さんも多少の波しぶきをカブリながら釣りに挑んでいる。
 私も早速、波を避け高いところから竿出ししたが、仕掛けもあまり飛ばない状態。 磯遊人さん、八重ちゃんは、地側の水道を狙うこととし、それぞれのポイントに立った。


波被り覚悟で風を正面から受けるポイントに立った。
 やがて、私にクチブトのアタリ。「おいおい、違うんだよ〜。君じゃないんだよ〜。」なんて思いながらも…良型クチブトでも是非四国のお土産にと、クーラーに入れた。
 タナも浅く、3尾釣ったところで、クチブトの色も青く、活性もよさそうなので、磯遊人さんを呼んで、並んで釣りをすることにした。 (八重ちゃんは、波飛沫に少しやる気を失って、風裏で釣りを続けた^^。)
 早速、さすがの磯遊人さんが、クチブトを釣り上げて、こりゃ〜、入れ食いだあ〜! と思ったのもつかの間、急にアタリが遠のくと同時に波飛沫がさらに這い上がってくるようになった。
 私もやがて磯遊人さんも風裏に非難。ペトさん、E垣さんもクチブトをゲットし、 一様に非難しかかった時、その日一番の波が…「波がでかいよ!」と誰かが声をかけてくれた。
 見ると丁度ハナレの磯の間を、這い上がった波が突然、ゴーッと通過。 おうおう、ここまで流れたかと驚いた。E垣さんのクーラーが流れかかり、気をつけて!と声を掛けた次の瞬間、実は、自分のクーラーが、既に流れていったを愕然と確認。 ペトさんの水汲みバッカンも流れたが、これは無事保護。
 私のクーラーは、既に沖目を漂っており、残念なことに蓋が開き、中のものまで既に出ていたので、回収を断念した。
 大切な食料や飲料、釣った魚(クチブト3尾)やビールまで流されて、私は、一瞬意気消沈した。


まさか20kg程度のクーラーが流されるとは…。

 また、波風はますます強くなる一方。未来丸は、既に2番船、午後8時便の客を阿久根に迎えに行っており、風裏に避難し、ここなら大丈夫だろうと思うものの、雨雲も垣間見られ、最悪の展開になっては、客人に申し訳ないと、不安な気分が募る。
 しかし、狭く足場の悪いところでも磯遊人さん、八重ちゃんの優しい計らいで、磯宴会をやりましょうと声がかかり、遠慮したものの手際よく、八重ちゃんが、焼肉や餃子、シシャモをして頂きました。おまけにわざわざ私の好きな卵焼きまで、持参して頂いており、本当に頭が下がる思いでした。
 ペトさんもE垣さんもブログで噂の?磯宴会に初めて参加出来て、感無量。一切の食料と飲物を海に捧げた私も皆さんから飲物を頂き、豪華な夕食まで食べさせて貰い、心配した雨も降らず、お月様が顔を出し、意気消沈、不安な気持ちから一転、とても明るい気分になり、よしまた釣るぞという前向きの気分になることが出来ました。 本当にいつものことながら磯遊人さん、八重ちゃんさんのお陰です^^。


八重ちゃん、磯遊人さんの心配り、ほんわか気分でムードも変わった。

朝マズメに期待するも

 頂き物のビールやご馳走でお腹一杯に満たされた私は、早速、風裏で竿出し。 何とか、1尾引きずり出して、皆の気分を盛り上げようとしたが、不発。
 ところが条件の悪い高場で竿だしした磯遊人さんは、ゴーマル近いオナガとヨンマルオナガを釣り上げた!!さすがです。これでオナガが居ることを証明してくれ、皆の心に火を点けたが、皆さん、波を被ったり疲れもあったりと、その後の勝負は、朝マズメのゴールデンタイムである午前4時からの勝負を挑むことに。
 少しずつ、空がシラみかけてくる頃の最高の時間帯を迎えたが、残念ながら満潮の時間とも重なって、肝心の良いポイントには入れず、皆苦戦する。
 私は、ボーッとしている時に、道糸がバチバチと指をはじくアタリがあり、皆いっせいに注目したが、チモトスッパリでバラシ!(いつものことだが^^)、その後、磯遊人さんからも 「でかい!」の声も上がったが、磯場の条件が悪く、ハリスを飛ばしてバラシとなるも、 オナガへの期待感が皆高まった。
 そうこうしていると裏で頑張っていた八重ちゃんさんにも良型クチブトが釣れ、とりあえず全員安打が達成。


八重ちゃんにも笑顔が^^。

 残念ながらオナガの顔はその後見ることはなかったが、実際のところ、この波風でなければ、必ず大型が出たであろうと推測された。

やがてナギに

 陽が差すと共に、徐々に海は、静まってきた。ハナレの好ポイントでも徐々に釣りが出来るようになったものの、いかんせん既に昼間の時間帯でオナガ釣りには分が悪い。
 それでも私もちょっとだけ、沖向きのお勧めポイントに入らせて貰う。 早崎のハナレに渡礁し、このポイントに立つ。ある意味、それだけでも満足出来るそんな素晴らしい磯なのだ。  沖に向って、本流が走ると、昼でもオナガが挨拶にくるが、残念ながら、本日の流れはいまひとつ。小気味よく、道糸が走ったが、残念ながらイズスミ。 隣で釣った八重ちゃんにも大きなアタリがあったが、残念ながらバラシ。とりあえずイズスミということになった(笑)。
 その後、釣りに入ったE垣さんも大きく竿が曲がったが…イズスミ。朝から底物を狙うペトさんは、のんびりと高みの見物だ。


E垣さんの竿が大きく曲がるが…。

 何とか釣りたいと思う気持ちと裏腹に、海は静まり、ゆったりとした時間が経過。 それでも別れを惜しむように納竿の時間が少しずつ迫ってくる。
 最後の瀬際狙いと深いタナを探れば、でかいサンノジに遊ばれ、磯遊人さんには、どでかい青ブーが御用となるも、皆それぞれにやり尽くし、これにて終了。


磯遊人さんは、ロクマル越え青ブーを釣り上げる^^。

次シーズンでの勝負を誓い

 船に戻ると、上村も下村もオナガは出ていなかった。唯一、早崎の地だけが、55cm位のオナガを釣り、また大物のバラシもあったようだ。
 帰りの船での気分は、私自身は、クーラーを海に奉納し、おまけに岩場で転んで足が痛く、踏んだり蹴ったりの釣行だったが、これで手打のオナガシーズンも一応一区切りかと思うと、口に出せない郷愁が、切なさが、或いは希望が、興奮が交じり合い、脱力感のなかで、ズブズブと心の中に燃焼している気分だった。
 恐らく皆、また来シーズンも勝負したいと思ったことだろう。
 帰りに熊本ラーメンを食べ、ペトさん、E垣さんとまた再会を約束した。
 これからは梅雨グレシーズンだが、私の頭の中は、もう夏の夜釣りモードになっていた。
 そうだ。クーラーを買わないと(笑)。


ペトリウスさん、E垣さん。


磯遊人さん、八重ちゃん。

本日の結果

釣果; グレ(クチブト33〜40cm位 4尾)

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