メニューが表示されていない場合は、動作環境が対象になって いるブラウザでJavaScriptをオンにする必要があります。 メニューが表示されない場合は、下の○ボタンでフレームメニ ューでご覧下さい。
menu OnOff?
2005
REPORT

.7


最新の釣行報告 2005年4月9日
鹿児島下甑片野浦 オウ瀬
手打 下の村瀬



DATE 2005.04.09 大潮 満潮・干潮(時間)潮位(cm) 7:29(269)13:47 (2)
行  程 AM12:00 熊本出発 AM4:00(牛深)クイーンパートナー→未来丸
釣り開始AM7:30 納竿PM4:00(釣り時間 8:30) PM10:20帰宅
同行者 turumikuroさん
渡 礁 下甑片野浦 オウ瀬
下甑手打 下村瀬
タックル がまかつグレスペ2遠征2−53,がまかつGV175−53
DAIWA トーナメントISOインパルト3000
仕掛け ミチイト SIGLON磯スペシャルTypeSUSUSPEND Mario SUNLINE 4号,2.5号
ハリス トルネード松田スペシャルBS 4号,3号 ウキ プロ山元 0号,G2号 針 層グレ7号,6号
使用餌 撒餌;オキアミ1角(3kg),アミ[ジャンボ]1角(4kg),集魚剤1.5袋[グレパワーV9,寒グレ,グレパワー],パン粉2kg
付餌;オキアミ生[L](砂糖付),甘エビ,オキアミ半ボイル[L]

解禁に誘われて

 「さあ、貴方も解禁となった甑島手打へ!」などという、まるで旅行のキャッチコピーのような夢文句が頭を占領し、ついに予約を入れた。 牛深フカガワ釣具は、いつも下甑釣行でお世話になる店だ。何とか2番船なら空いてるとのことで、早くから予約済みのturumikuroさんと、同行することに。
 前回もturuさんと一緒で、その時は、二人で恐らく50尾以上釣っている。大漁にもかかわらず、満足出来なかった。それは、サイズが何れも40cm以下だったからだ。
 今日は、もう数はいらない。何とか少しでも大物を、との思いでタックルも 2号遠征竿に4号ミチイト、ハリスは5〜4号で臨むことにした。 往きの車中は、まだ釣ってもいない大物談義に花が咲いた事は、云うまでもない。 今回は、turuさんもまさに同じ気持ち、ハリス4号をさらにチモトにビニールパイプ補強という新手を準備してきていた。
 この時期フカガワの高速船クイーンパートナーは、午後10時出航と午前4時の出航と2便になる。1便は、夜釣りから正午まで。2便は、夕方4時30分までだが、 1便回収までは、空いた瀬で過ごさなければならない。
 私達は、午前中、手打を諦め片野浦の大物期待度ナンバーワン「オウ瀬」渡礁を申し出た。この瀬は、数は出ないが、これまで多くの大物情報があがっている。
 さて、地元の渡船未来(mikumaru)にさっと乗り込み、最初に期待のオウ瀬に無事渡礁した。

これぞいさぎよい?

 波もない。風もない。オウ瀬でマキエをぱらりと打ちながら仕掛け作り。予定どおり 2号遠征に4号ミチイト4号ハリスをセット。10m0ウキスルスルを敢行する。
 流れは、静かに左に流れており、暫く静かに沖まで流してみる。全く反応なし。 エサもかじられた風もなし。緊張は持続するも、静かな時が過ぎる。
 糸は、入ったり入らなかったり、ウキは沈み込んだり、沈まなかったりと、投入具合や、角度、或いは潮の変化、ポイントの違いなどで微妙な変化を見せるが、 魚のアタリは、一度もなく、いつの間にか納竿近くの11時となる。
 その時、turuさんの竿が大きく曲がる。魚は強く突っ込む。竿がげんなり曲がるが、暫く耐えて、勝負。残念ながら慎重に浮かせるとヒブダイ。 その後も食い気が出たかと、頑張るが瀬替わりの時間を迎える。
 未来丸が近寄ってくるが、いきなり瀬に付けようとはしない。
「瀬替わりしても、手打の西側も釣れないよ。みんな道具を畳んどる。」
「えっ、そうですか。」
「小さいのが数釣り出来る地磯がよいんではないの?」
「いやー、せっかくですから釣れなくても手打西側がいいです。」
 船は、他の客も連れ、西側へと向かう。 片野浦からぐるりと回ると、そこはもう手打の有名瀬が立ち並んでいた。 早崎のハナレ、ダイスケ…うーん。素晴らしい圧倒されるような磯群だ。
 私達は、これもまた超有名な(と云っても手打の磯はどれも超有名というか魅力的です)下村瀬(下の村瀬)に無事渡礁。

憧れの手打西磯で

 ともあれ、解禁の西磯に恐らく6〜7年振りに立つ。しかし、昼から相当風が吹いてきた。 ポイント選びに見渡してみる。ポイントは、明らかに上村瀬などを見た沖側。 しかし、船着き以外、風がきつくて釣り辛そうだ。 私は、躊躇せず風のない船着きへと入った。しかし、まだ先客の石鯛師達が、右と左で、竿を出しており、私は断りを入れのんびりと準備に取りかかった。
 これだけ風が強くては、ミチイト4号では、きついかも知れない。でも3号巻のスプールは、LBだったので、ふいの大物に備え、2.5号巻のLBDを手にした。 ハリスは、3号10mとし、針を層グレの6号で流すことにした。
 船着きは、丁度、本当との細い水道を通り抜ける潮が、沖に向かって流れていた。 私は、この潮に乗せるしかないと思い、その潮目に仕掛けを投げ入れた。
 しかし、風も強く流れも表層が早く、なかなか仕掛けが入らない。 そのうち、石鯛師たちが、懐かしいハヤブサ(串木野の手打瀬渡船)で、帰っていった。 さらに、今度は未来丸が別な客を乗せに来るなりして、全く釣りにならない時間が過ぎた。
 別な客は、暫く私の釣りを眺めていたが、沖向きの先端で竿出しした。 緊張が途切れるなか、もう3時となり、納竿まで後1時間かと思うと、久し振りの ボーズが頭をよぎる。 先端の別客もふて寝状態。お陰で沖目に充分流せるようになった。
 後、1時間。いよいよ夕マズメ。あきらめの境地と、最後の力を振り絞る思いが 交錯する。 私は、まだ今日まだ1度もアタリがないが、針6号を、あえて7号に結び直した。
 風を意識して、より沖目に流れるよう潮目にウキを入れる。大体沖目で3〜4ヒロ位の深さを想定して、ラインを操作する。
 ウキは流れでぼんやり沈み、既に見えない。 糸の張り具合を確認するため、少し糸を張ってみた。すると、何故か糸が少し張ったようだ。
 ん?と思った瞬間、糸が鋭くシュルシュル〜と出た。思わずアワセを入れたら ガツンとしたアタリ。よし!きた!大きく竿を立て、戦闘開始だ。なかなかの引きで巻こうとしても巻けない状態もあり、ポンピングの要領で、リールを巻いた。 緩めたドラグから少し糸が出た。
 魚に先手を取られないように。竿をヘタに寝かせないように。頭の中で、これまでの失敗を思い出し、同じ過ちをしないようにと、念じながら巻いた。
 やがて魚影が見えた。「オナガだ!」turuさんが、タモを持って寄ってくれた。 その後、足元で最後の突っ込みを見せたが、ここで切られてはと丁寧にあしらい、無事タモ入れが出来た

オールオアナッシング


私の釣った手打のオナガ。体高もある。クリックででかい画像が見れます。

 50センチクラスのオナガだ。体高も有り、精悍な魚体。これぞ手打のオナガだと暫し見入ってしまう。
 先端の別客が私のオナガを見て、再び釣りを開始。お陰でこちらは、沖まで流せなくなった。手前に寄ってこないかとturuさんと、多めにマキエを撒くが、逆に先端の 別客の方へマキエが効いている感じだ。
 案の定、別客の竿がくの字に曲がる。50近いオナガだ。その後、別客には2発あたり、3尾を僅か30分で、釣り上げた。
 片付けながら、暫く別客のやり取りを眺めたが、まさに男女群島さえ、彷彿とさせる魚影の濃さだ。
 今日は、僅か1尾。しかし、初志貫徹の結果。店で検量すると、49.7cm、1.98kgと とても中途半端なサイズだったが、手打の魚影の濃さを確信。また次回、さらに60cmへと期待が膨らんだ。

本日の結果



釣果;オナガクロ1尾(49.7cm)
 



前の釣行記を見る