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2005 REPORT .19 |
鹿児島下甑片野浦 赤瀬
青井 瞳ちゃんを求めて
赤瀬から三角を望む。その先は禁漁区となる。 師走は忙しい。ストレスも溜まりやすい。しかも釣りも釣れないでは、溜まったものではない。二度ほど、冴えない釣りが続いており、何とか９月以来のまともなグレの顔が見たいと願っていた。 さて、フィールド選びでは、かなり悩む。渡船の値上がりもあって、大分や瀬瀬の浦も視野に入れたが、結果、前回釣れなかった片野浦のリベンジに行くことに。 馴染みのクィーンパートナー、気さくなF本船長と挨拶を交わし、片野浦港へ。 しかし、未来丸は、遅れてきた。しかもシケも残るので、夜が明けてから出航するという。港で１時間以上待ち、満を持して出航。片野浦の未だ乗ったことのない名礁、赤瀬にＴ永さんと乗ることに。 男女の訓練か？強風に悩む 波はないように見える。しかし、磯にあたる波は予想以上にキツイ。 次、次に客を瀬上がりさせ、Ｎ原さんを降ろし、自分達が最後に赤瀬に渡礁した。 ここは、今年63Ｃｍの出たところだ。期待も強いが、まずは１尾釣りたい。 風も有りそうなので、私は高い釣り場を選び、竿は1.5号とした。
赤瀬から右側にはワキ瀬、マル瀬と人気瀬が連なる。 仕掛けを作って、マキエの準備をするとますます風は強くなった。 投入もやっとの思いだ。釣り座は、竿の長さより高く、穂先も海中につけられない。 案の定、仕掛けも殆ど入らないようだ。幾ら風に強いと思っていた私のゼロスルもどうにもならない。１０投するまでもなく、仕掛け変更とした。 久し振りというか、半遊導仕掛けを作り直し、２Ｂで流すこととした。 試行錯誤しているうちに、Ｔ永さんが、１尾上げる。いい型のようだ。 「よし、居るな」とあらためて、気合いを入れて流す。 エサは、取られる。イスズミがかかる。今日も敵は、イスズミとの戦いのようだ。 やがて、足の裏サイズのグレ。悩むところだが、針を飲まれたのでクーラーに収める。しかし、風が強い。殆ど釣りにならず、この調子では、回収ではないかと思うほどだ。このまま回収だとまたボーズだと漠然と思うが、自分の非力さを感じながらそれでも仕掛けを投げ入れる。
瀬際はかなりさらしてきた。 久し振りの出会い 少しして、風が弱まる。この時こそ釣らなければ、釣れるときはない。 針を層グレふかせグレに替え、気分を変え、足元のイスズミゾーンを避け、やや遠投する。一瞬ウキがもぞついて、暫くしてウキが勢いよく沈んだ。典型的前アタリを見た。 イスズミのような、ゴツゴツとしたアタリではない。ドンッ！とアタルとググ〜ッと力が入ってくるグレのあたりだ。 浮いてきたのは、40cm位のクチブトだ。暫く眺めて、クーラーに入れた。 しかし、また風が吹く。試行錯誤の中で、タナプロなども使い、その後、35Cm位のオナガと40Cm位のクチブトを追加する。何とかボーズを逃れた釣行となった。 Ｔ永さんも、Ｎ原さんもほぼ私と同様に釣り、満足していたようだ。
Ｔ永さんの釣り座。私は一段高い釣り座にいた。 久し振りに自分がよろけそうな強風のなかで竿を振り、男女群島での釣りを連想させた。男女では、通常の釣りでは通用しない条件がある。そこでは、より的確な臨機応変さが求められる。 恐らく年内の釣行は後一回であろう。釣行回数は久し振りに２０回となりそうだ。 いいイメージ持って年末の釣りを終え、その後、年始の男女遠征へと突入したい。
片野浦も切れ立った磯が多いが、水深は意外と浅いところが多い。 本日の結果
久し振りのグレ。暫し見とれた。 釣果；クロ6尾(41Cm〜28Cm) 
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