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2006
REPORT

.3


最新の釣行報告 2006年1月28日
鹿児島 下甑島手打 東磯 小松


■行 程 2006.01.28 天候晴れ 大潮 満潮 7:50前後(253Cm) 波高1.5m (前日)PM10:10 熊本出発 AM01:30 牛深到着 AM03:00 出航 渡船クイーンパートナー→手打 久丸 AM05:00 下甑手打到着 小松に渡る PM01:00 納竿 PM4:30牛深帰港。PM8:30自宅着
■同行者 kitaxakiraさん(福岡)
■タックル LOD:がまかつ インテッサGV175-53 REEL:DAIWA TournamentISOインパルト2500
■渡 礁 鹿児島県下甑島 手打東磯 小松
■仕掛け 道糸 SUNLINE 松田スペシャル競技ブラックストリーム 2.5号 ハリス トルネード 松田スペシャル競技 ブラックストリーム 3〜2.5号 針 層グレ7〜6号 ウキ プロ山元0号,プロ山元タナプロB-Bセット
■使用餌 撒餌;オキアミ生1.5角(4.5kg),赤アミ(ジャンボ)1角(4kg),集魚剤1.5袋, パン粉2kg 付餌;オキアミ生(L)×1 甘エビ×1

大物釣師と再会




下甑手打の東磯

 甑は釣れている。との情報から、もう2週間も経つ。やや食いシブリの 情報も聞こえてくるが、今回は福岡の大物釣師kitaxakiraさんが、甑でしかもグレ 釣りがしたいとリクエストに応えあれこれとフィールドを考えていた。
 結果、釣果に最もポイントを置き、考えた末、下甑をその釣り場に選んだ。 しかし、渡船は、ほぼ満船。片野浦か手打東磯かで悩んだが、釣友の勧めも有り 手打に行くこととした。
 時間通りkitaさんと待合わせると、よもやま話に熱中し、間違えようもない一本道を 間違えるほど(笑)。 kitaさんは、本当に絵に描いたような豪快な釣師である。
 港には予定通り早めに着いた。しかし、馴染みの船頭は、顔を見るなり 「Fさん、何で手打ちにしたとね。片野浦の方が釣れるとに。」と云われ、一瞬動揺したが 手打東磯といえ、数々のロマンを聞く名礁。大物ゲットを夢み、眠りに就くと クイーンパートナー号は水面を滑るように走り、あっという間に手打港に着いた。
 現地渡船の久丸に乗り替えると、東の名礁オサン瀬を見ることもなく 次々と瀬渡しが始まる。東磯は、殆ど知らないが、船頭の云った磯名「小松」が気になって、降りることに。

強風と逆光のなかで

 夜明けまで暫くあるが、kitaさんは、早速夜釣りの準備。 ケミさえ準備していない私は、ぼんやりと例によって麦酒を飲みながら 夜明けを待つことに。
 波間にホンノリ輝くkitaさんのケミを眺めながら準備をしたが、 残念ながら、ケミが引き込まれることもなく、夜が明けようとしてきた。
 予想していたより風が強い。 波は、1.5mと云ってもベタ凪ではなく、適度に潮が揉まれ、いい感じに 泡立っている。これで釣れない筈はないと、私も仕掛けを投入した。
 しかし、まだウキがよく見えない。殆ど感の釣りだ。エサは残る。 エサトリらしき邪魔者は感じられない。 私は再度投入。糸を張りぎみにし、左手で道糸を三角形に保った。 突然、自然とは異なる糸へのテンション。アタリだ。
 リールが唸る引き。175号の竿も頭を下げる。うん。いい引きだ。 私が、楽しんでいると早速、kitaさんがタモですくってくれた。
 いきなり、40Cmオーバーのクチブト。尾ヒレが伸びて綺麗な グレだ。よし、幸先のよいスタートとなった。
 やっとウキが視認できるほど明るくなったが、今度は逆光。 私は、殆どウキが見えない状態で、6尾程釣った。 型は、35Cm〜45Cm位だろうか。何れもいい引きを見せる。 アタリは何れも道糸のテンションで取った。 今回、SUNLINE 松田スペシャル競技ブラックストリーム 2.5号を使ったが、 魚のアタリを教えてくれるいい糸だと感じた。 kitaさんにも、アタリが。待望の甑のグレを仕留め、いよいよエンジン全開と 云ったところで楽しい釣りが始まった。

私の釣ったポイント。風を受け逆光に手こずる。


珈琲ブレイク

 今年の自分の釣りのテーマは「細い仕掛け」だった。今回は 朝からハリス2.5号で試していた。 しかし、ちょいと手応えのあるアタリ。じんわり凌いでいだが、 残念ながら、チモトで跳ねた。うーん。残念な一尾であった。
 早速、3号ハリスを70Cmほど継ぎ足して、再び釣り開始としたが 、やがて潮止まり。暫く食いが 収まったようだ。
 kitaさんが、温かい珈琲を入れてくれる。天気もよく、絶好の釣り日和。 美味い珈琲を味わいながらパンで腹ごしらえした。 さあ、第二ラウンドの開始だ。

真面目に釣る?kitaxさん

下げで効果があったマル秘エサ?

 しかし、下げが入り、若干水温も下がったようだ。状況はあまりよくない。 グレは、間違いなく居るが、なかなかエサを食ってこない。
 朝から全く効き目の無かった、甘エビエサを捨てるのももったいなく再び使ってみる。
 一気に食い込んだ。流れが変わってエサの嗜好も変わるのか。さらに1尾追加したところで、kitaさんにも甘エビエサを勧める。
 ソコソコに釣れ、昼近くなったので、自分なりにノルマを課し、あと3尾という思いで釣った。そして、3尾目を釣り、丁度午後1時。私は、竿を置き、kitaさんに「最後にドラマ見せてくださいね」と声をかけた。
 しかし、ドラマよりも真実はスゴイ。丁度納竿の時間寸前、最後の一投で、見事なグレをかける。恐らく、本日の最高サイズ、45Cmオーバーだ。さすが、kitaさん、魅せてくれる男です。
 気分のよい釣りとはまさにこのことか。我々は、笑顔で昼飯を食いながら 船の回収を待った。
 この日の他の客の釣果は、もう一歩というところ。知り合いも来ていたが、 5尾、10尾、6尾と云っていた。後での情報だが、片野浦では、さらに釣れなかったらしい。選択肢として手打東は間違っていなかったようだ。
 今回、無事kitaxakiraさんと再会を果たし、甑の魚影を伝えることが出来たのでは ないだろうか。日頃、石鯛やクエを狙うkitaさんの「グレ釣り」魂に火が灯ったとしたら、幸いだ。また再会を誓った。


私の釣果。クチブトばかりだが、引き味はなかなかだった。



本日の結果


釣果;クチブト19尾(35Cm〜45Cm)
 



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