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2006
REPORT

.15


最新の釣行報告 2006年10月19日
鹿児島 下甑 手打 早崎ハナレ 


■行 程 2006.10.19 天候晴れ 大潮 満潮 06:00前後(260Cm) 波高1.5m
23:00(10.18) 熊本出発 01:30 阿久根着 02:30 出航 渡船 未来丸 05:00 手打 早崎ハナレ渡 14:00納竿 17:00 阿久根着 19:30自宅着
■同行者 N原さん
■タックル LOD:がま磯GV175-53 REEL:ダイワ2300
■渡 礁 鹿児島県下甑島 手打 早崎ハナレ瀬
■仕掛け 道糸 SUNLINE 松田スペシャル競技ブラックストリーム 3号 ハリス SUNLINE 松田スペシャル競技ブラックストリーム3〜4号  針 がまかつボイルグレ8号,層グレ7号 ウキ 泉州フロートtype-T G3〜B,プロ山元B
■使用餌 撒餌;半ボイル2角(6kg),生沖アミ1角(3kg)  遠投まとめ剤,集魚剤  付餌;ボイル、オキアミ生(L)×1,甘エビムキミ×1

禁漁前の西磯




阿久根港での未来丸。

 平日釣行。リーマンの私にとっては、甘美な響きだ。しかし、この数ヶ月、土日の仕事が多く、なかなか休めていなかったし、なんとしても夏休みを消化する必要もあったので、突如休むことに。
 そんな折り、ふと未来丸のHPを覗くと、「禁漁前に早崎瀬へ釣りにきませんか?」のキャッチフレーズ。 そうか、手打は、11月から3月まで禁漁であった。そう思うと愛おしくて、居ても立ってもおられず、思わず船長に電話。
 「私を西磯に連れていって!」
 そんな訳で、平日、未来丸は、5名の客で出発。未来丸はかなり狭い船だが、この日は大の字で寝た。午前5時には西磯到着。
 船長「tさん、クロやったら、赤瀬がいいと思うけど。」
 私「うんにゃ、釣れんでも早崎に乗りたいんよ。暫くお別れやから。」
 ってなことで、石鯛師1名と私達2名で手打の名磯早崎のハナレに渡る。 まだ夜明け前だ。平日、早崎にいるというだけで感無量(笑)。私は、満足感に浸って、ゆっくりとタモを伸ばした。

早崎と云えど

 じんわり夜が明けて来た。早崎でも最もオナガの臭いがする沖向き。潮さえ流れていれば、デカイオナガとの出会いもあるはず。私は、4号ハリスを結ばずにはおれなかった。8号針を結び、半ボイルを餌に釣りをスタート。
 足元にマキエをすると何となく、時々白い魚体が見えているようだが、とにかくウキに反応が出ない。ウキ下を半ヒロ位にして、流すが、無惨にもエサだけ取られる始末。上層には多数の小魚エサトリ。中層にはイズスミ、その他熱帯系に悩まされ、ただただ僅か数秒でエサトリにやられるばかりで、貴重な朝マズメの時間を終わる。
 早崎と云えど、時期が悪ければただの岩なのか。海の中はまだ夏模様だ。 スルスルで釣ることを諦め、ウキを固定にし、流し直す。
 時折、どっとウキをひったくるのは、イズスミだ。数尾上げでげんなりしていると 、今度は、ゴゴッと竿を叩かない。ん?と思っていると浮いてきたのは、グレだ。 いい引きを見せたけど、35Cm位のクチブトだった。しかし、とりあえずボーズなしに感謝。


沖向きの足場。本来ならデカバンポイントだが。

  それにしても潮が思うとおりには流れない。左沖に出てくれればと 願うが、結局一度も期待の流れを見せることは、なかった。
 潮は、ますます回りだし手前潮に。しかも二枚潮のようだ。 エサトリも多いし厳しい釣りになりそうだ。

見えグレ相手に苦戦

 エサトリ分断作戦と、足元にマキエをバシャバシャと入れ、時折ポイントに マキエを少々入れたが、なかなか分断できずやきもきしていた。
 しかし、マキエを打ち、小魚エサトリがワーッと湧いて、暫くすると、イズスミとグレが混合で中層のマキエを拾っているのが見えた。しかも全く足元から離れない。徐々に瀬際から放そうと、マキエを広く打ったが、特にグレは足元で警戒しているようだ。
 グレが見えると狙いたくなるのが釣師の性。私は、ガン玉をハリスに打ち足して 瀬際ギリギリを狙う。
 ウキが引いた。しかも食ってきたのは運良くグレ。40Cmには至らないが、待望の2尾目を無事タモに納めた。
 しかし、なかなか苦労する釣りだ。天下の早崎といえど、簡単にはいかない。 見えグレを狙うが、その後は釣れない。あたってもイズスミ、サンノジとハズレばかり。翻弄され、やがて見えグレも見えなくなった。  相変わらず潮はフラフラだ。手前潮の二枚潮に業を煮やし、泉州ウキを諦め タナプロで遠投しながら攻めてみることにした。

早崎やああ早崎や早崎や

 釣りとは微妙なもので、仕掛けを変えた直後は、アタリが出やすい。糸や針が新しかったり、また暫く磯を休めたりの条件によるものであろう。
 再スタートで、またもグレらしいアタリ。味わいながらタモに納めるが、サイズは やはり、38Cm位か。
 その後も何とか後1尾と懸命に竿を振り続けたが、残念ながら納竿を迎えた。 しかし、相棒のN原氏は、災難の日であった。バッカンを海中に流され(でも回収された)、帽子は空に飛び(キャップフック壊れ)、竿先が折れ(アテンダー)、オマケに足がスベリ膝側を怪我。それでもグレはちゃんと手中に収め、初の早崎に感謝はしていた。


残念ながら底物師の竿も一度も曲がらなかった。右奥はナポレオンだ。

 何はともあれ11月からの禁漁を前に西磯しかも早崎に立った。釣れなかったものの、確かに大物が潜みそうな気配の磯だ。それなりのシーズンになると、とにかくあたればグレと云えるほど、魚影の濃い磯だ。
 しかし残念なことに渡船料がまた来月から値上げになるらしい(上がったばかりなのに)。そうなると日帰りで13,000円。誰が悪い訳ではないが相当な負担だ。これからは宇治や五島への釣行の方が条件がよいかも知れない。禁漁の手打も本当に縁が遠くなるかも知れない。そう思うと本日見た早崎からの眺めが、本当に愛おしくせつなく思えた。

本日の結果





釣果;グレ3尾(クチブト35〜38cm)



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