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2006
REPORT

.20


最新の釣行報告 2006年12月30日
鹿児島 下甑島 手打 ハナミ瀬の奥 


■行 程 2006.12.30 天候晴れ 若潮 干潮 09:40前後(124Cm) 波高1.5m
22:00(12.29) 熊本出発 01:10(12.30) 牛深着 03:00 渡船(クィーンパートナー→ 手打 久丸) 04:30 ハナミ瀬の奥渡 13:10納竿
■同行者 T永さん,N原さん,gamagureさん,joさん、青い目さん
■タックル LOD:がま磯GV1.75-53 REEL:ダイワダイワ トーナメントISO インパルト2500 LBD
■渡 礁 鹿児島 下甑島 手打 ハナミ瀬の奥(東磯)
■仕掛け 道糸 SUNLINE 松田スペシャル競技ブラックストリーム 2.5号 ハリス SUNLINE 松田スペシャル競技ブラックストリーム3号
針 層グレ7号,ボイルグレ8号 ウキ 泉州フロートtype-T G5,G2
■使用餌 撒餌;生オキアミ1角(3kg),赤アミ1角(4kg),集魚剤(V9,グレパワー) 
付餌;半ボイル(L)、オキアミ生(L)×1,甘エビムキミ×1

今年の釣り納め





釣り場から左側。手打湾に手打港、そして東磯が続く。

 今年最後の釣り。釣り納めを帰郷した川之沢さんと釣りにいく約束したが、都合で流れ。丁度、その折り、30年来の旧友Yさんが10年振りで釣りに行きたいという話しになり、12月29日に甑を設定したが、突如の寒波に海は大荒れとなり断念。
 しかし、それで納まる筈もなく、本日納まりきれない方々と、今年最後の釣りを共にすることに。 いつものとおりクイーンパートナーは3時に出航。またも客は、わずか9名と少なく、ゆったりと寝ていった。
 私は、久し振りにjoくんと磯に上がることにしたが、今年最後に相応しい磯を相談していた。 joくんは、私より手打東磯に詳しく、ハナミの奥で、何度もバラシているので、是非大物狙いで 上がりたいという。私は上がったことがなかったが、「バラシ多発、大物」という魅惑の発言に即了承。久丸船長に頼んで港を出てすぐのハナミの奥に上がることとした。
 ポイントはjoくんに解説して貰い、早速暗いうちから夜釣りでスタートすることに。ここは、足場も良く、joくんが、船着きからワンドを、私が右手のサラシの足元を釣ることに。夜釣りと言っても、夜釣り専用の仕掛けでは、せっかくの朝マズメに煩わしい仕掛け変更などしたくない。
 朝から使う仕掛けそのままに、ウキにセロテープでケミホタルミニを貼り付けスタート。朝が来れば セロを外せば、何の違和感もなく朝釣りに移行できる。
 とはいうもの、joくんがワンドでグレを2尾上げるのを尻目に、私には連続アカマツしかあたってこない。5尾も釣れば嫌になってくる。
 しかし、夜が明けるに従って、エサトリがかからなくなる。何とかなるかなと思っていたが、ウネリが強く、時折、足場まで、波が打ちあたってくる瀬際は、とても狙えない。自然と沖に流すが、グレの反応はない。
 joクンは、朝からカサゴとグレのキーパーを追加して調子よさげだが、こちらは全く当たらず。
 自分は比較的外道を釣らないタイプだと思っており、JOくんにもその事を云っていたが、何とウミゴイの3連発。やる気も続かずしばし竿を置く。



私の釣ったポイント。右側がハナミ瀬。時々底物師が乗っている。

大物の出る磯

 joくんに云わせると、ここは大物の釣り場で、私のポイントは、暫くしてアタリ出すはずという。私は、そういえば御神酒を海に捧げる儀式を忘れており、思い立って、ビールを抜き、海に垂らし、気を入れ直して、再び流し出す。
 やっとじんわりした前アタリ。少し糸を張って、やっとアタリ! よし!ちょっと根性のある引き。浮かせると40Cm程度の元気なクチブト。 実は、今回は、無料渡船券(5回乗ると無料)を使っており、この無料券を使うとボーズが多いというジンクスもはねのけ、無事1尾目を釣り上げた。
 しかし、夜が明けると、逆光で海はとても見にくい。早々に偏光グラスをかけたものの、ウキが見えず、糸を出しっぱなしにする長ハリスゼロスルでは、アタリが見づらいため、後1尾追加したところで、仕掛け変更、G3の二段ウキ仕掛けとし、比較的足元から深棚で狙えるようにした。
 この2段ウキの半遊導仕掛けだと、糸を張り気味で流すため、糸に指を添えていると、ウキが見えなくてもアタリがとれる。
 この調子で、私は、3尾程釣った。そして、久し振りに手応えのある引き。 数度の突っ込みを糸を出さずに耐え、浮かしたのは、46Cmのクチブト。私の狙いは、 50オーバーだが、取り合えず笑みが出た。



楽しませてくれた46Cmのクチブト。体高もある。しかし狙いは50オーバーだ。

 しかし、時間は10時を回り、潮が変わったのか、アタリがパッタリと止まる。それでも、これが大物の徴候かとも思い、気を抜かないように釣りを続けたが、 釣れてきたのは、イチノジにヒブダイ、外道を釣らない筈が品のない釣果に苦笑いも出た。

見えた今年最高サイズ

 それでも気を落とさず、ハリスを切りながら使ってきたので自慢の長ハリスも6m程度に短くなってきた。
 アタリのない時間が刻々と流れ、仕掛けは主に竿1本から1本半を狙っている状態。仕掛けのタナは、約1本、タナに到達するとじんわりシモリ、ウキが視認できるまで流し、少し張って、また一本位から攻め直すような釣りを展開していた。
 すこし、緊張感も失われた頃、タナ1本を過ぎ、ウキが海中にシモっていた時、見えていたウキがスッと引かれ、道糸がヒュッと音を立てた。珍しく身体が反応し、サッと竿を起こすと、これまでにない引き!暫く糸を出したが、止まったので、竿を起こしてゆっくり巻きにかかった。
 またも強い引き返し、うーん。先程のヒブダイのデカバンかとも思ったが、慎重にゆったりと勝負を賭けた。相当な引きだが、耐えるだけ耐え、それ以上糸を出さないように注意した。半分取れないかと弱気にもなったがGVの反発能力を最大に期待し、くの字に曲げながら魚を浮かしにかかる。
 何とグレだ!多分クチブトのようだが、横腹を見せたグレは、紛れもない50Cmオーバーに見えた。私の竿の曲がりを見て、JOくんもタモを持って走り寄ってきてくれた。しかし、浮いて「取れる!」と思った瞬間、無情にもハリスチモトから切れて、魚は目の前で翻った。
 もうそこまで、本当に手に届くところまで浮いてきたのに今年一番のグレが…夢に終わった。どうにもならない大物では無かったが、間違いない今年一番のサイズだった。残念。



少々ウネリの残った釣り場。恐らくこの磯はベタ凪の方が釣れそうだ。

海に感謝

 全く残念だった。心残りは、本来なら仕掛けを事前に新しいものと変えておけば もう少し手早く勝負出来たのかもしれない。朝からずっと使っていたハリスだったので、無理をしないように慎重にやりとりしたのが少し悔やまれた。
 気を取り直して、その後再び流すが、海の神様があざ笑ったのか、全くアタリがない。それでも何とかキーパーサイズを追加し、7尾釣ったところで納竿とした。
 やはり手打は、東磯と云えど侮れない。港を右に出ると、沖のオサン瀬を始めとして大型オナガが当たるチャンスは、一年中あるのだ。
 今年も海に感謝を残し、世話になった釣具店、そして同行のメンバーに挨拶をし、家路を急いだ。そして今回は、帰郷した川之沢さんの迷惑も顧みずグレを貰って貰うことにした。
 今年一年何とか目標であった20回の釣行を無事に終え、大物は出なかったものの、安全に納竿出来たことを感謝し、また来年もよろしくお願いします。




本日の結果


釣果;
グレ7尾(クチブト46Cm〜3?Cm)


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