最新の釣行報告 2007年06月29日〜07月01日
長崎 下五島 黄島
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■行 程 |
2007.06.29 天候曇雨 大潮 干潮13:30前後(42cm)波高2.5→2m
01:40 熊本出発 05:30 長崎港着 08:10 福江行フェリー乗船(九州商船)
12:00 福江港→塩津港送迎 12:30 黄島着 17:30 納竿
2007.06.30 天候曇雨 大潮 満潮07:23前後(253cm)波高1.5m?
05:20 黄島大美漁 13:30 中美漁 17:00 納竿
2007.07.01 06:10 黄島発 7:40長崎行フェリー 15:30帰宅
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■同行者 |
川之沢さん
kitaさん、よっしーさん、スリードックさん、磯くまさん、へっぽこさん
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■タックル |
LOD:がま磯インテッサGV2-53,175-53
REEL:ダイワ トーナメント ISO-Z REAL FOUR 3000 LBD
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■渡 磯 |
長崎 下五島 黄島 大美漁・中美漁
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■仕掛け |
道糸 SUNLINE 松田スペシャル競技ブラックストリーム 3〜4号
ハリス SUNLINE 松田スペシャル競技ブラックストリーム2.5〜4号
針 剣華グレX10〜8号,層グレ7号
ウキ 泉州フロートtype-T G3,3B,ゼロ
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■使用餌 |
撒餌;ボイル1角(3kg)生オキアミ1角(3kg),集魚剤(gpV9)を半日分として×3回分
付餌;ボイル,オキアミ生(L)
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再び下五島黄島を目指して
お世話になった黄島に停泊中の「渡船おうしま」
kitaさんのお誘いで前回五島遠征で行けなかった下五島の黄島にて
底物師のプチオフに参加させて貰うこととなった。
今回は、同行者もおらず私自身決めかねていたが、東京の川之沢さんが
帰郷ルートで参加したいとの強い?希望があり、それではと道案内を務めることとした。
6月29日の金曜日は、本来なら仕事なのだが夏休みを取り、仕事を放り投げ、
2泊3日の比較的ゆったりとしたプランとした。
午前2時に川さんを乗せ、愛車にムチを振るいながら、無事長崎フェリーターミナルに到着。
軽くビールなどを飲み、五島福江行きのフェリーを待ったが、二人とも眠ってしまい
あやうく乗り過ごす羽目に。この先の珍道中が予想されるが、起こしてくれた見ず知らずのおぢちゃん有り難う。
さて、フェリーは、心地よくゆれながらも明け方の雨も止み、定刻12時前には
無事福江港に到着。今回は、お世話になる渡船民宿に送迎までお願いしていたが、
昼飯を食うまもなく、お迎えの車がきており、少しでも釣りを楽しもうと昼抜きで
塩津港まで向った。
塩津港には、今回お世話になる「渡船おうしま」がすでに待機しており、我々は、早速戦闘服?に着替え、船に飛び乗った。
海からは、色々な離れ瀬が見える。どれも釣れそうに見えるが、船は、かなりローリングしている。見た目は、時化ていないように見えるが、うねりが強く、磯際は、かなり波立っていた。
港から、約15分位か、我々は、大美漁の堤防流しという瀬に渡った。
風裏になり比較的穏やかに見えるが、正面の西向き磯では、激しく波が打ち返している。
大美漁堤防流しにて
一息ついて、早速釣り開始。私は船着き側の軽いワンドを狙って、GV175-53竿に道糸3号ハリス3.5号のロングハリスゼロスルで海に挨拶を入れた。
大美漁堤防流しの船着き
マキエには、何やら夏らしき魚が蠢いている。やがて一投。確かめるようにしてすぐ回収。
そして、足元から入れた2投目。いきなりウキが引き込まれ、とっさにアワセをくれたが
ブシュ!と音がして、道糸ハリスの直結部分が切れて、いきなりのウキロスト。
力の抜けるスタートとなったが、なんとこの日、ウキ3個流してしまう。さらには、泉州フロートのウキストラップまで、紛失する始末。
アクシデントの多い日は、注意が必要と慎重になるが、今日は楽しい五島の旅。考え過ぎないように気を抜いた。
やがて、黄島のグレがご挨拶。季節柄パワフルなクチブトは、丁寧に掬ったが、40cm位。今夜のおかずになるかもと、クーラーに入れた。その後、35cm〜38cm位を数尾、スカリに入れた。
この調子だと、もう少しいい型にも出会えるのではと期待していたが、西側からのシケで、釣座がどんどん、ワンド側に変更を余儀なくされる。西側を釣っていた川さんもデカイサンノジと格闘後、波が出てきたので、ワンド側に寄ってきた。
川さんは、西側を攻めていたがやがて被りだした
コナガの猛攻に撃沈
しかし、その頃から釣れてくるのは、コッパばかり。コッパは、オナガばかりで、20cm位の、25cm位の、30cm位の3サイズだった。まれに30cmオーバーは、クチブトといった具合。
海中を丹念に見ていると、グレは、かなり浮いており、コッパのなかに、多少キープサイズも見えはしたが、そのなかから釣り分けるのは、とても難しい。
魚は、タナがどんどん浅くなり、仕舞いには、海面で果敢に浮いたボイルを食うグレもいたが、大物との出会いもなく、午後6時過ぎ、迎えの船を見てしまう。
黄島の港に着くとは、まるでプライベートビーチのように、すぐ正面に「民宿やました」が。
我々は早速、汗を流し、女将さんの作った美味しい海の幸に船長と将来のオーナーであるポーター役の息子さんと食卓についた。キリクチミナと呼ばれる貝やハガツオの刺身、イサキの塩焼き等どれも美味しく、ビールを飲んでやがて爆睡した。とても居心地の良い民宿である。
さて、2日目の朝、この日は、kitaさん、スリードックさん、磯くまさん、へっぽこさん、そして地元のよっしーさん達、ブログで知り合った底物軍団がやってくる日である。
我々は、一足先に夜明けと共に海に出たが、昨日にもまして海はうねっており、離れ瀬(小美漁?)もみたが、渡礁不能ということで、昨日と同じで大美漁堤防流しに渡った。
折角2日の釣りで乗った磯が同じだったのは、ともかくとして、この磯だと恐らくは、日中は、まさに昨日のとおりと踏んだので朝マズメ一発に期待するべく、釣座を見渡したが、昨日にもましてサラシがきつく、安全な船着きで釣りを開始することにした。
2日目再び堤防流し
しかし、朝マズメという好条件にもかかわらず、コッパ以上の魚信は感じない。タナが浅いと
コッパだし、竿2本も入れてみると、エサさえかじられない。
再び3ヒロ半にて、足元近くを流してみると、ジンワリとしたウキのシモリ。少し送り込むように、糸を出し、スッと引き込まれたところでアワセを入れた。
これまでにない重量感だが、急激な突っ込みはない。グレではないと直感して、ゆったりと魚を浮かせると、45cm位のクロダイであった。
日頃ならリリースであるが、底物軍団のお土産にでもなればとキープ。川さんも軍団のお土産用に35cmサイズのグレをキープしていた。
しかし、この瀬でこれ以上の期待感も感じられず、お昼の見回りに瀬替わりを希望。何とか乗れる瀬があるとのことで、我々は、最後の期待を持って船に飛び乗った。
渡船「おうしま」。大美漁から中美漁に瀬替わり。
中美漁ワンドに光を見たか?
中美漁の波は振幅が大きく男女を彷彿とさせた。
うねりはあるが中美漁のワンド状の磯に降りる。ここからは、サイドにかの小美漁も見え、釣座から臨む海流は、見るからに呼吸しており、男女を髣髴とさせる波の振動に、再びやる気が湧いてきた。川さんも鼻息が荒い。
小美漁には、よっしーさん、へっぽこさん、スリードッグさんが乗っているようだ。我々は、手を振り、再び釣りを開始した。
中美漁から小美漁を望む。ブロガー仲間が奮闘中。
しかし、先ほどの磯より俄然魚の食い気はあるものの、とにかくコッパの猛襲。タナを替え、ポイントを変え、サラシの中、サラシの周り、遠投と色々試すが、一投ごとにコッパが釣れてくる。
やがて、中型以上のオナガらしき魚影も見るが、残念ながら未熟な腕では釣り分けることも出来ない。川さん釣法で、ウキ下30cmで良型の食い上げを期待するが、残念ながら不発に終わる。
その間、ワンドに向って打ち当たる波を3度も頭から被ってしまう。ずぶ濡れは、この季節、多少は気持ちよいが、靴やパンツまで濡れて少し闘争心が磨り減ったところで、回収。ストップフィッシングとなる。
川さんも最後まで頑張ったが…大物との出会いはなかった。
楽しいブロガーの宴と別れ
いよいよ今回のメインイベント。底物ミーティングと銘打ったブログ仲間との宴会だ。
kitaさん、よっしーさん、磯くまさんとは、面識があったが、スリードックさん、へっぽこさんとは、今回初めての顔合わせだ。初めてでも当然話は弾む。ビールも弾み、焼酎も弾み、楽しい夜を過ごした。
楽しい宴会。美味しい料理と皆の持ち込み焼酎で盛り上がる。
3日目の朝を迎えた。この日は私と川さんは、朝から帰る行程。昨日までに果たせなかった夢を5人の底物師に託し、名残を惜しみながら皆を乗せた船を見送った。
暫く、女将さんと島の話や四方山話をして、瀬渡し後の船の帰りを待つ。そして、帰りは、息子さんのほか、船長も福江まで見送りにきてくれた。
口数は少ないが島民の人の良さを肌で感じながら、私達はフェリーに乗り込んだ。
さよなら黄島。今度来る時は、やはり寒の時期かな。川さんと旅の楽しさを振り返りながら
車はあっという間に、下界?熊本に着いてしまう。また、いつかこんな旅という釣行をしたいものだ。
三日目、未明。底物師達の2日目の挑戦を見送った。
本日の結果
釣果;
グレ 5尾(35〜40cm) クロダイ 1尾(45cm)
今回のリリースサイズ
グレ30cm〜34cm 約10尾 25m〜29cm約20尾 25cm未満約20尾
後は、サンノジ、バリ、アジが外道でした。
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