メニューが表示されていない場合は、動作環境が対象になって いるブラウザでJavaScriptをオンにする必要があります。 メニューが表示されない場合は、下の○ボタンでフレームメニ ューでご覧下さい。
menu OnOff?
2007
REPORT

.13


最新の釣行報告 2007年07月21日〜22日
鹿児島下甑瀬々野浦地のカド 


■行 程 2007.07.21 天候曇雨 小潮 干潮18:00前後(105cm)波高1.0m
12:30 熊本出発  15:00 阿久根港着 16:00 出発 18:00 瀬々野浦到着
07.22 5:30 納竿 7:30回収 13:00帰宅
■同行者 T永さん、N原さん、M田さん
■タックル LOD:がま磯RZ3-53 REEL:ダイワ トーナメント-Z 4000 LB
■渡 磯 鹿児島下甑瀬々野浦地のカド
■仕掛け 道糸 SUNLINE 松田スペシャル競技ブラックストリーム 8号 ハリス SUNLINE トルネード Vハード6号
針 剣華グレX10号,オナガ5〜6号  ウキ 泉州フロートtype-T 夜釣り対応1号ほか
■使用餌 撒餌;ボイル3角(9kg)赤アミ半角(2kg)、パン粉1kg
付餌;ボイル,オキアミ生(LL)

夏の風物詩シブダイをターゲットに

 いよいよ本格的な夏。夏と言えば、去年始めた「シブダイ釣り」。 暑さが耐えられる釣り。暑くてもこいつだけは手に入れたい釣り。 そんな「シブダイ釣り」に今年も行かない訳にはいかない。
 シブダイ釣りと言えば、甑ではやはり瀬々野浦や手打が一番の狙いの磯となる。 何とか仕事を付ける段取りで、今回4名で釣行計画を立てることとしたが。

今回お世話になった瀬々野浦 永福丸 とても真面目で誠実な船長です。

アラクレ男共のアラ釣り大会??

 期待の瀬々野浦の渡船は、アラ釣り大会が入っているから…船に乗れるかまだ解らないという。手打の渡船に電話すると、金土日と渡船は出さないという。
 なんだか拍子抜けで 折角の熱い魂も、一挙に冷えそうとなったが、アラ釣り大会も十数名とのことで何とか渡船に乗れるとの連絡を貰う。
 しかし、実のところアラクレ?男達が我が物顔で渡船や瀬を占領する状況で 船に乗るか悩んだが、他の3名もやはり行こうと言うことになり、結局釣行を敢行。
 午後4時出航ということで、3時には出航地に着こうと、道を急ぐなか 突如船長から電話が入る。
船長「tomoさん、今どこですか?」
私「えっ?4時出航ですよね〜。現在は、出水ですので…3時には着きますけど。」
船長「そうですか。4時出航のつもりだったんですが、アラ軍団がみんな揃ったんで…急がんでもいいですが、待ってますんで。」
私「は、はい。早めには来ますから。」
 こんなやり取りがあったのだ。通常渡船は、午後3時出航で、それをアラ軍団が4時にして、自分たちが着いたとたん、早く出せと言っているのか…と思うと、私は憂鬱になった。これでは楽しい釣りも台無しだ。
 しかし、港に着いてみるといきなり既に到着の軍団から声を掛けられた。
「tomoさん!」
 私「あれれ、アラ軍団って、○○のことやったとね^^」
 なんと、知り合いだったのだ。 そして、待っていた人達も見た目と違って?全然、いい人達ばっかりだったんだ。 船の中でも楽しく話をしたし、他の客も含め18名の釣師を乗せた瀬々野浦「永福丸」は、凪の海上を快適に走った。
 実際、この軍団、瀬上がりする時には、ちゃんとポーターも務め、殆どの磯で、磯上まで上がり荷物を運んでくれたいい人の集まりだったのだ。

地のカドへ渡礁

 今日はアラ大会ということで、アラ軍団の希望を優先し、我々はその希望から外れた瀬に上がることにした。 とは言っても、上物きっての磯、地の横(ツトム所)、地のカド(ソウジ所)にあがることに。
 ここは、マダイなどで定評のある磯だ。最初にN原、M田チームを地の横に降ろし、私とT永さんは、地のカドに無事渡礁した。
 丁度、時間は、午後6時頃、まだじっとしていても、汗が出てくる。急ぐ気持は全くない。私は、とりあえず竿3号にハリス6号、オナガ5号針、1号ウキで臨む準備をして、マキエ準備して、ゆっくりと明るいうちに弁当を食うことした。
 天気はやや曇り。時折の雨も止み、太陽の照り返しこそないが、じっとりと湿度が高く暑い。時たま吹く風が本当に有り難い。
 さて、腹拵えも済み、釣りボジョンも決まり午後7時、釣りを開始した。 ボイルをパラパラと撒くが、潮が出ている風はない。 投入してみると、案の定、沖目に入れた仕掛けが、手前にスーと寄ってきて、左に磯際を流れていく。
 うーん。こんな流れでは当分勝負になりそうにない。そうは言ってもまだエサトリも少なそうだったので、試す気持で投入を繰り返した。

予想外の釣果に複雑な思い

 すると、初めて横引きの明確なアタリ!しかしそこは瀬際、一気に合わせ、素早く数度巻き取り、勝負に入った。なかなかの引きだが、シブとは違う。 瀬際への突っ込みを交わし、浮いてきたのは何とイシダイ。しかもまあまあの型で、 後で計測すると、56cm、ほぼ3kgある。しかし、残念ながらカメラを忘れたので、あの綺麗なシマシマを撮影出来ず。

釣れた石鯛。私にとっては狙いの魚ではないが…やはり嬉しい。


 何だか暗くなるまでにお土産ゲットとなり、ほっとするが、いやいや今日は、シブダイ釣りだ。 何とかシブとイサキも釣り上げたい。その一心で、また竿を振る。 エサトリが出たり、消えたり。特にエサが残るような時は、タナを深くしてみたりしたが、何せ潮の動きが、全く動かなかったり、2枚潮のなかで、フラフラと定まらない。
 どんどん、夜が深まっていくが、なかなかアタリはない。午後9時頃、やっとアタリがあり、30cmちょいのイサキをゲット。よし!これからだと、少し深めにタナを取り投入を繰り返すもまた海は沈黙してしまう。 空には星。雨もこれなら降らないだろう。思うほど、蚊もおらず、風さえ吹けば至極の幸せを感じるのだが、風もなかなか吹かず、海も鎮まったままだ。
 やがて、巻き取ろうとした瞬間、アタリ。食っていたのだ。これもかなり重い。しかし、何とかあしらい、浮かせてみるとグレ、オナガ風のクチブトだ。見た目、ザッと50cmオーバーだ。これもターゲットなら嬉しいのだが、今回は外道なので、少し恨めしい。

今回釣れたグレ。よい型だがでも本命ではない。残念。


 この後、同寸イサキを2尾追加するが、そのまま夜明けを迎えてしまう。今回は、同磯したT永さんは、残念ながらイサキ1尾で終わってしまう。
 実際、今回は、全くシブダイの気配がしなかった。シブは、まだ経験少ないが、同じ潮が動かないにしてももっとドロンと潮が回る時に食ってくる感じがする。 また今回は、どうにもならないヤツとの遭遇が一度もなかった。大抵夜釣りをやっていると、正体不明の大物が竿も立てられない程の力で、いきなり持っていくアタリが一度や二度はあるのに、今回は寂しい結果となった。

今回釣れたイサキ。残念ながら小さい。本命のひとつだったのに。

闘い終わって


 船に戻ると
 皮肉な結果であるが、希望の瀬に乗ったアラ軍団12名が全てボーズで 我々が、イシダイ、グレ、イサキ、そしてN原さんが、マダイ、イサキ、おまけに 希望の瀬も言わなかった北九州からの数名が、唯一のアラを釣っていた。 やはり残り物に福有りということだ。
 さて、午後1時には家に帰り着く。 眠たくて、ウツラウツラとするが、頭の中ではもう次の釣行わ夢見ている。やはり夏の風物詩。何とかシブダイを釣り上げたいのだ。 8月まで、このシブダイを何とか食卓に乗せるべく再度チャレンジするつもりだ。

私の釣った石鯛。56Cmのほぼ3kg。


本日の結果

釣果; イシダイ1尾56cm,グレ 1尾50cm,イサキ3尾(〜33cm)

前の釣行記を見る