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2007
REPORT

.15


最新の釣行報告 2007年09月 8日〜 9日
鹿児島下甑瀬々野浦 タテガ ミ 


■行 程 2007.09.08 天候晴 中潮 満潮05:00前後(249cm)波高1.5m
05:00 熊本出発  11:30 阿久根港着 15:00 出発 17:00 瀬 々野浦到着
09.10 6:00 納竿 7:00回収 12:30帰宅
■同行者 T永さん
■タックル LOD:がま磯RZ3-53
LOD:がま磯ヒラマサ-53
REEL:ダイワ トーナメント-Z 4000 LB
REEL:ダイワ トーナメント-S 6000 遠投
■渡 磯 鹿児島下甑瀬々野浦 タテガミ
■仕掛け 道糸 VARIVAS バーマックス磯 [ストロングタイプ]8号
道糸 GOSEN サスペンド B.Yスペシャル10号
ハリス SUNLINE トルネード Vハード6号8号10号
針 真鯛王9号11号  ウキ 泉州フロートtype-T 夜釣り対応1号ほか
■使用餌 撒餌;ボイル3角(9kg)サンマの切り身、キビナゴ、カマボコ
付餌;ボイル,キビナゴ,サンマの切り身,イカの切り身

三島 黒島(片泊)を目指して

 今回は、夏のカラフル大物を狙って、何の情報もないまま、 鹿児島県に浮かぶ まだ行ったことのない三島(竹島、硫黄島、黒島)の波止を狙っ て、三島村営のみしまフェリーにての釣行を計画していた。
 前日、フェリーの事務所に電話で確認までし、当日、慣れな い鹿児島までスムーズに高速を走り、無事鹿児島入りを果たし 、なんとかエサも確保し、みしまフェリーの改札まで、何とか 時間内にたどり着いた。
 夢膨らむ「みしまフェリー」期待と希望で、颯爽と降り立っ たが、なんとフェリー乗り場は、閉鎖。辛うじて中を覗くと、 そこには張り紙が…。 「突然の船体トラブルのため本日は、出航しません。」
 突然の告知に、一瞬呆然としたが、とにかく船が出ないとい うことが解った。 それなりに計画してきたのに、なんということだ。エサは、ど うしようとの思いで、良い考えも浮かばなかったが、まだ時間 は、午前9時。夜釣りの渡船なら間に合うかもしれないと、阿 久根の出航の甑瀬瀬野浦「永福丸」に電話した。

瀬々野浦も8月以降ぱっとしない状況が続く。

またも瀬瀬野浦タテガミへ

 電話してみると、何とか4名の客がいて、出航するという。 早速そちらに入れてもらうことにした。
 しかし、本日は波止釣りということで、実はライフジャケッ トもヒップガードも磯靴も用意していなかった。ライジャケを 船から借りることとして、国道を阿久根まで南下することにし た。
 天気は快晴。まったくもって恨めしい「みしま」。それでも 車は、12時前までには、阿久根に到着。3時の出航まで、ビ ールを飲んだり車で昼寝をしたりと時間を潰した。
 今回は、磯靴もないということで、靴はスニーカー。ヘタな ところには、上がりたくない。安全を優先して、これまでも経 験のあるタテガミがよいかということで、船長と話した。贅沢 な話だが、タテガミは、正直あまり乗りたくなかったが、乗り たい磯の足場も不安があり、大人しくタテガミを選択した。
 タテガミは、数度渡礁しており、上にあがれば、比較的安全 だ。しかもヒップガードがなくてもクーラーの上でも腰掛けら れる釣場だ。ただ前回もあがっており、あまり釣果は期待でき ない。
 何ともいえない脱力感だが僅か6名の客を乗せた永福丸は、 あっという間に瀬瀬野浦到着、無事見慣れたタテガミに無事渡 礁した。
 まだ時間は、午後5時、私はのんびりとフカセ仕掛けで、T 永氏は、カゴで狙うことにした。本日は、中潮、今のところ、 よい方向に潮が動いており、僅かの期待感を持って、釣りを開 始した。

波は程よくウネリがありなんだか良さげだが が。

やはり瀬瀬野浦はもう終わりか

 7月好調をキープした瀬瀬野浦も8月以降、あまりいい話は 、聞かない。船長によると、とにかく水温が30゜前後あり、水 温が高すぎると嘆いていた。どおりで客も少ない。
 さあ、気持ちを入れ替えて、第1投。いい感じで、僅かでは あるが、潮が沖向きに払い出している。エサもとられないので 、ウキ下竿1本半から2本へと落としてみた。
 数投したところか、いきなりひったくるようなアタリで糸が 出だ。スッとあわせると、大型ではないが、しっかりと乗った 。「何だろう」と浮かせてみると、一応シブダイのクロテン( クロホシフエダイ)だ。
 まだ数投で、第二ターゲットを釣り上げて、やっと不安が消 えた。型は、40cmにも満たないが、贅沢は云えない。まずは、 ボーズ恐怖からの開放感を得ることが出来た。
 しかし、それからというものいうもの全くアタリも気配もな いまま、夜を迎えてしまう。 いよいよ夜釣りの開始だ。 暫く、フカセを続けたが、潮は右へ左へとフラフラで定まらず 、釣れて来るのは、餌取りばかりで、時折大型イズスミが、竿 を曲げてくる程度だ。 しかし、せっかくの夜釣り、今回は、持参したサンマの切り身 とイカの切り身で、底を狙ってみたい。仕掛けは、20号のすて 錘を親子スイベルで結んだ。

底狙いの難しさ

 底まで落とす釣り等もう相当やっていない。昔チヌ釣りで、ブッコミ釣りをやっていた時期も あったという位で、グレ釣師を名乗って以来、底を釣ることはなかった。
 今回、興味を持ったのは、自分の釣りの限界を感じたからだ。フカセ釣りは、縦、横のある程度の範囲は探れるが それでも釣れないとしたら、諦めるのか、後は狙えるのは底だけとなる。
 実際、今回のすて錘仕掛けが、どうなのか自分ではよく解らない。捨て錘より少しハリスを短くして 8号ハリスとした。まずは、サンマのぶつ切りを撒いて、切り身を針に付け、落とし込んだ。
 着底すると同時に、少し巻き上げ、糸を張る。即座にゴゴッという感じで、アタリを感じる。 しかし、二度目のアタリでアワセを入れるが、餌を取られ空振りとなる。
 さらに振り込む。今度は、即アワセを試みるが、やはりあわない。 そうこうしながら、ポイントを探って、投入点を変えたり、探りを試みていると、根がかり。 そんなこんなの繰り返しで、結果として、釣果は、得られないまま、根がかかりの繰り返しで 底釣り体験を終える。 しかし確実に底ならではの魚影の濃さというか、興味を感じた。また、次の機会にやってみたい。
 さて、またフカセ釣りに戻る。底とは違い、殆ど動きが感じられない。 また、早朝からの釣り支度で、かなり疲れており、テンションも下がり単調な釣りとなってしまう。 腱鞘炎も痛み出したが、それでも釣りは止めなかった。
 見上げると満天の星。北斗七星が正面にくっきりと見える。風がほどよくあり、そんなに暑くない。 疲れもあったし、何ら反応もないのだが、朝から色々あり、素直に磯に立ち、竿を振っていることに幸せを感じた。
 夜がうっすらと明けてきた。6時には、止めないとならない。あと僅かの時間だ。 ずっと右流れだったため正面を釣っていたが、朝になってホンの少し、流れが変わった。 左の釣座を見ると、ほんのり潮目が立っている。
 迷わず左の釣り座に変わり、マキエを撒いてみる。最後と思い、多めに撒いた。 少しずつだが、一度瀬際にあたり、沖に出ているようだ。 一投、二投としてみるが、餌が残る。
 いよいよ納竿の時間だ。最後の一投と思い振り込んだ。少し沖に出たところで、ウキが モヤっとしもり、そして一気に引き込んだ。無意識にアワセを入れる。
 なつかしい重量感。大切にあしらう。なかなかの引きだ。楽しめながらやり取りできた。 浮いてきたのは、クロホシフエダイ(クロテン)だが、かなりのサイズだ。 後で計ると55cm。クロテンは、あまり大きいのはいないと聞く。この1尾が私のクロテン最大記録魚となった。

第二希望のクロテンといえど自己最高長寸は嬉しい。

今回の不幸

 さて、今回は、色々あった。
 ついていないと言えば、それまでだが、そこまで見越した準備の大切を思い知らされた。 @突然の「みしまフェリー」の欠航A磯に切り替えたがライジャケも磯靴も持っていかなかったこと Bそして相変わらず釣れなかった事
 実は、まだまだ悪いことはあった。自宅に帰るとパソコンが再起不能で壊れ、さらに釣具を片付けていると、 誤ってリールスプールを落とし、アールを曲げてしまい、このままでは使えなくなった。しかもこのリールは、 ダイワの現在はない4500番のスプールで8号が150m巻けるという頼もしいスプールだったのに。
 しかし、がっかりばかりでもない。クロテンといえど、記録魚が釣れたのは嬉しい。しかも最後の一投で 得た貴重な一尾であった。色々あったが、これも それも釣りなのだと実感できる一日であったと思う。
 瀬瀬野浦も今年は厳しいかも知れない。9月の釣りは諦めて、また10月に「みしまフェリー」に再挑戦したいと思う。

本日の結果

釣果; クロホシフエダイ2尾(55cm,36cm)




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