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2007
REPORT

.16


最新の釣行報告 2007年10月27日〜28日
大分 鶴見 ダンバナ


■行 程 2007.10.27 天候晴 大潮 満潮20:30前後波高2.0m?
09:30 熊本出発  14:00 梶寄港着 15:00 渡船みや丸
09.28 11:00回収 16:30帰宅
■同行者 T永さん,磯遊人さん&奥さん
■タックル LOD:がま磯インテッサGV1.5-53
LOD:がま磯RZ3-53
REEL:ダイワ トーナメントiso-Z 2000 LBD
REEL:ダイワ トーナメント-Z 4000 LBA
■渡 磯 大分 鶴見 ダンバナ
■仕掛け 道糸 SUNLINE 松田スペシャル競技ブラックストリーム 2号
道糸 SUNLINE 松田スペシャル競技ブラックストリーム 6号
ハリス SUNLINE 松田スペシャル競技ブラックストリーム 2.5号
ハリス SUNLINE トルネード Vハード6号
針 層グレ5号 カンヌキ真鯛10号  ウキ 泉州フロートtype-T ニュータイプ&夜釣り対応1号ほか
■使用餌 撒餌;ボイル3角(9kg)オキアミ生(3kg)、赤アミ半角(2kg)
付餌;ボイル,オキアミ生

久し振りの釣行



鶴見の海も当初はこんな感じ。よさげでもあったが。

 もう2ヶ月近く、釣りから離れ、ともすると このまま釣りのない人生に陥りそう な錯覚を覚えてしまうほど不安にすらなっていたが ともかく、日程的にはやっと余裕が出来て、いつものT永氏と釣りの計画を企て ていた。
 いざ釣りに行くとなると、この時期、どんな釣りへ期待を込めるか、とても迷い が出る。
 夏の釣りにも未練を残しながら、下甑島の禁漁寸前も気になる。
 結論的には、夜釣りを敢行しようということになり、あれこれ渡船に電話をする が、甑の渡船とは、都合があわなかった。
 釣る時間帯が比較的自由な大分鶴見もイサキやオナガが釣れるかもと、考えてい たが、突如降って湧いたように台風の出現。直撃はなくとも、影響は有りそうと いうことで、半分諦めていたところ、
 ブログでお世話になっている磯遊人さんから、自分達も行くので一緒に行きませ んかとのお誘い、渡りに船とばかり、釣魂が再熱、同行させて貰うことにした。
 実は鶴見への躊躇いは、渡船のシステム的に客が思い思いに瀬に降りていくパタ ーンで、瀬を熟知している客はよいが、知らないといつまでも降りる磯がないと いうことになりかねない釣り場だからだ。 磯遊人さんは、鶴見の大ベテランの常連なので、そんな心配もなく、安心して釣 りが出来るし、なにより新しいブログ友とのプチオフは、楽しいものである。

いざ鶴見で


 朝からのんびりと渡船基地である大分鶴見の梶寄港を目指す。午後3時出航で、 磯遊人さんと2時半に待ち合わせたが、少し早めに着いたので、車から降りてみ ると、強烈に風が吹いている。恐らく10m以上だろう。こんな風で釣りになるのか と、不安になるが、2時の便には、平然と客が乗り込んで、さっさと沖に出て行 っている。他人のことは言えないが、「あんたも好きね〜」って釣師ばかりだ。
 やがて、磯遊人さんとご対面。素敵なキャンピングカーで登場。とても気さくな 方で、若い奥様とご夫婦で釣行されている。 挨拶を済ませ、とりあえず出航。風裏となる広い磯、ダンバナに4名で無事渡礁 できた。
 磯遊人さんは、自分のことよりも、我々に気を使ってくれ、ポイントを教えてく れたり、色々とアドバイスをして頂いた。
 さて、夕マズメを狙って釣り開始。私は、人には宣言していなかったが、実は「 泉州フロートのクチブトダービー釣り大会」に参加したいと、1.5号竿に2号ハリ スでクチブトを狙うこととし、ゼロスルで釣りを開始した。
 少し離れたところで、磯遊人の奥さん八重ちゃんさんが、竿を出したが、なかな かの立ち振る舞い、さすがトーナメントにも参加する女流釣師で、見ただけで実 力が解る。そんな女流釣師を目の当たりにするのは初めてでとても感動した。

磯遊人さんの奥様八重ちゃんさん。きびきびとした釣りが頼もしい。


 さて、先を越されてはいけないと、自分の釣りに真面目に取組むが、一向にアタリはない。一 番よさそうなポイントを勧めてくれた磯遊人さんのやさしさに応えるためにも、 何とか釣りたいと思ったが潮は、少々ふらつきがあるうえ、風裏とはいえ、強風 のため、ゼロスル仕掛がなかなかなじまない。
 そのうち、奥様が良型イサキ?かオナガを釣り上げたらしい。磯遊人さんも、条件の悪い ポイントでキーパーのオナガを手にしている。
 T永さんもバラシはしたが、アタリがでた。
 焦りも出たが…、貴重な夕マズメは、何の反応も感じないまま早めに諦め、夜釣り仕様に切り替えることとした。

磯遊人さん。最も風の強いポイントに立って頂いて恐縮です。


オナガって外道?


 竿3号、1号電気ウキによる誘導仕掛に変更。ハリスも6号と強気で攻めることに した。
 心配で見に来ていた磯遊人から励ましを受けていると、初めてのアタリ。 スコッとあわせると、2ヶ月ぶりの魚の重量感。さほどの引きでもなかったので 、ブリあげてみると40cm近いオナガであった。
 とりあえず、プレッシャーから開放され(汗)、夕食タイムとした。 恐縮ながら、奥様が、重い食材や調理道具まで、持ち込んでいただいており、磯 での焼肉、ホルモン鍋など振舞って頂き思わぬご馳走に舌鼓を打った。これこそ 、最高の贅沢だと思う。恐らく、 もし焼酎を持ち込んでいたら、私は、もう釣りを止めていたかも知れない。

奥様から焼肉やらホルモンなべをご馳走になる。感謝。


 しかし、私の本命は、クチブト。こいつを釣らなければならない。贅沢な磯宴会 を続けたい気持ちを振り払い、釣りを再開した。

海の変化


 何とか釣りたいと投入を繰り返すが、エサはとられたりとられなかったり、魚の 反応も薄くなる。しかも風は凪いできたに係わらず夜釣りには、不適な速い横流 れとなり、攻めあぐねる結果となった。
 やがて、波高は、下がったものの瀬際がサラシだし、やがて私のポイントでは、 釣りが難しくなり、仮眠(本気寝?)することとした。
 高台で、寝に入るとかなり熟睡していて、うっすら目を覚ますと、もう夜が明け て、すっかりあたりが見渡せるようになっていた。
 高台から、釣座を見渡すと、一面サラシが広がっており、足場も5m以上の高さが あったにかかわらず時折潮を被っている。
 何よりも3人の姿も見えず、高台からぐるりと上を登り降りてみると、高さ10m位 の中段位置に、道具と共に避難されていた。
 私だけが能天気に寝ていた訳で、皆さんすいませんでした。 せっかくの朝マズメこれでは、少しお預けかと思ったが、安全第一、適切な判断 だと思った。

予想以上のバカ波に


 ここなら安全だと話していた直後、我が目を疑ったが、これまでにないバカ波が 発生、一瞬にして頭から被ってしまう。
 とりあえず全員の安全を確認。とっさに、岩に捕まり、手元にあったロッドケースは、確保したが、バッカンや クーラーの類は、流された。しかし、磯遊人さんの即座の電話で数分後に渡船みや丸にて全ての荷物を 回収して貰った。
 しかし、これもラッキーである。電話は場所によって繋がらなかったり、波被りでとある方の電話は不通になった位なのだから。
 とりあえず、さらに撤退。15m位まで、というか瀬の一番高い所まで再避難した。渡船は、即座の回収を止め 鎮まるのを待って迎えにくるということになった。恐らく、満潮を過ぎた午前10時以降の回収となろう。 正直、的確な判断だと思った。
 しかし、その後他の船など、隣の瀬の客の回収にきて、冷静さを失いわめき散らしていた。 船頭が興奮すると、客も動揺する。その点、みや丸さんは、冷静でさすがベテランだと思った。 狭い磯の客は、回収したが、逃げ場のある磯の客は、海が静まってからの回収を指示。安全性を優先したのだ。

なすすべもなく、寝転がる磯遊人夫妻^^。



なすすべもなく、寝転がるT永さん^^。



 その後、最大15mまで避難した高場まで、波を被るというアクシデントもあったが、 我々は、太陽の下、釣りもせず、じっくりと海を眺めたり、空を眺めたり、ごろり横になったりと まったりとした時間を過ごし、無事、午前11時に回収された。
 とても勉強になる釣行だった。危険だったと思うが、この経験によって、海の怖さを再認識したと思う。 今回、磯遊人の的確な判断で、大事には至らなかったが、太平洋での経験の薄い我々だけだったらと思うと、 少し寒気のする釣行だった。
 また、この経験を生かし、釣りに挑みたい。無事渡船に乗ったら生きている喜びを感じ、実は楽しい。 釣りは止められない。磯遊人さん、八重さん、今回は本当にお世話になりました。
 もうだめだと思っていたクーラーも回収された。無事、たった1尾のオナガも生きていた。いや厳密に言うと〆ているのだが(笑)。

辛うじて釣ったオナガちゃん。



本日の結果

釣果; グレオナガ1尾(39cm)

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