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2008
REPORT

.6


最新の釣行報告 2008年 3月22日
鹿児島県 下甑島手打 中のオサン瀬


■行 程 2008.3.21 天候晴れ 大潮満潮08:00前後(242Cm)波高1.5m 20:30 熊本出発 11:20 牛深着 12:00 渡船クイーンパートナー出航 13:00 納竿 20:00 熊本着
■同行者 T永さん,turumikuroさん
■タックル LOD:がま磯RX3-53,がま磯インテッサGV2-53
REEL:ダイワ トーナメント-Z 4000 LB,ダイワ トーナメントiso-Z 2300 LBD
■渡 磯 鹿児島 下甑手打 中のオサン瀬
■仕掛け 道糸 SUNLINE 松田スペシャル競技ブラックストリーム 6号,3号
ハリス SUNLINE 松田スペシャル競技ブラックストリーム 6号,5号,4号
針 閂マダイX10号,夜釣り王4号,あわせメジナ8号
泉州float type-C 夢釣人1号,4B
■使用餌 撒餌;沖アミ生2角(6kg),赤アミ1角(4kg),パン粉2Kg
付餌;オキアミボイル,オキアミ生,ボイル,甘エビ

手打に行けるのか



初めて中のオサン瀬から地のオサン瀬を望む。

 年度末で慌しいなか、金曜日の午後、突如部下達に 「ごめん。仕事キャンセル」と泣きをいれ、飛んで帰って釣りの準備を始めた。
 はっきりと釣りにいける時間もなかったが、 つい、馴染みの渡船釣具に電話を入れると船長が出た。
 私「手打だったら行ってみたいけど無理でしょうね〜?」
 船長「よし、手打ちにしましょう!tomoさん予約でいいですね。」
 私「えっ?は、はい。じゃ〜行きますか。」
 そんなやりとりがあって、私は早速家でいそいそと道具を準備し始めたのだ。 いや正確にいうと、いつでも釣りに行っていいように準備はしているので 着替えをしただけだけど。
 午後8時過ぎにはT永さんの新車が迎えに来た。 大型のランドクルーザーは燃費リッター5kmだが牛深まで快適だった。
 船長に挨拶を入れいつものクイーンパートナーに乗り組むと我々以外はお客5人。 超少ないがturuさんも来ており、ゆったりと寝ていたら久し振りの手打港に着いていた。

釣れんぞ手打?

 手打の渡船久丸は既にきており、さっさと荷物を積み替えて意気揚々と出発だ。
 しかし船長の第一声「釣れよらんぞ。」に皆たじろぐ。 それでも月夜にほのかに照らし出されたオサン瀬には久し振りのことでじっとりと感動した。
 turuさんの計らいで、3人で中のオサン瀬へ降りることとなった。 これまで、手打には相当来ているが、地のオサン瀬以外は、まだ沖、中へは乗っていない。 感動的な瀬上がりだ。
 中のオサン瀬は、結構広い。T永さんが船つきで turuさんが沖向き、私が地のオサン向きで やることにした。


緩やかな流れがやがて激流へと変わる。


 午前3時。3号竿に1号の電気ウキ、6号ハリスでスタートした。 瀬際にこだわり竿1本から1本半へとタナを深くしていくが、全くアタリは出ない。 たまにエサが無くなるので都度タナを変えて狙って見るがこれといったアタリはない。 月明かりの下で、缶チュウハイをぐひりとやっていると白々と夜が明けてきた。
 瀬際を諦めて、沖に流して見た。 瀬際も含め、夜はウキが止められたが、夜明けと共に流れが徐々に強くなりついには激流となってしまう。
 しかもよく見ると沖の方までところどころ沈み瀬が張り出しており、 これでは、なかなか大型は取り込めないなと思ったが、これだからこそ大物が潜む瀬だと実感した。


私の釣ったポイントから。

オナガを狙って

 足元を止めてみたがとても止まらない。このポイントでは、この激流を狙わざる得ない。 私は、夜の仕掛けでやることにした。クチブトはどうせ釣れないのだから、オナガを狙い続けようと 決心。1号のウキで6号ハリスに、閂マダイX10号の針で、ハリスにガン玉を打ち、スタート。 エサもボイルとし、完全オナガ狙いで、激流を流してみた。
 あっというまに糸が出て行く。どこかで止まるかと筋を変えて狙って見るが 糸は止まらないうえ、回収には強い力と根気が必要だ。
 少し緩んだか?と首を傾げる流れにちょっと聴いてみると、ズンと重い。アタリなのか根がかりなのかすらも解らない。恐らく強い流れの力で、予想以上の力が加わっているのだろう。
 とにかく巻いてみる。魚の首振りが手に伝わり、魚と実感。初のアタリだ。急いで巻くが、途中で沈み瀬に 絡んだ感じだ。それでも煽ったり、緩めたりで何とか沈みを外れ、魚も付いているようだ。
 何とかウキが見え、魚が見えた。嬉しいオナガだ。タモに入れたがそこそこの重さ。 丁度50cmの体高のある手打のオナガだ。重さも恐らく2kgオーバーだろう。


久し振りのゴーマル。手打らしい体高のあるオナガだ。


 早速さらなるサイズをと振込みを繰り返したが、再び沈黙の海に。 私も暫くヘソ天で疲れを取った。
 その後、流れが少し緩んだところで、38cm位のオナガをキャッチ。ウキもスキッと引き込む元気な尾長で あらためて6号ハリスでも食うものだと 手打の海に感謝した。

人気の中のオサン瀬

 やがて串木野からの某渡船が私のポイントをグシャグシャにしながら、船付きに客を降ろした。 客も挨拶もなく、釣りだしたが底物だったので、まだよしとした。
 渡船のマナーにも頭にきたが、この船長は怖そうなので ガンをつけただけで 文句は言わなかった(笑)。
 私がこれまで釣っていたポイントをどくと1分もしないうちに、また別な渡船が私の釣っていたポイントから客を降ろしてきた。客はさっさと魅力の沖向きポイントに入ってしまう。さすがに人気の中のオサン瀬だ。


本来はここが一級ポイント。地元らしい客が?きた。


 少し気分が盛り下がってきたが、後やがて2時間の釣り、気を取り直して竿を2号に変え、ウキ泉州4B、 ハリス4号、アワセオナガ8号で違うポイントを狙うことにした。 しかし、やはり速い流れとシモリに翻弄され、竿を置いた。

腐っても手打?

 船に上がると皆クーラーは軽かったが、沖のオサン瀬の客で、 5尾程度釣っていたが、大物はことごとくバラしたらしい。
 船長は釣れないと言っていたが、それでも手打。さすがに実力を垣間見た気分だ。
 私も仕掛けを落とさず、2尾のオナガを何とか手中に収め、オマケにturuさんが夜釣りで釣った アオリイカを1杯お土産に貰い、久し振りの釣りを楽しめた。
 次はロクマルのお出ましを解禁となった4月に狙いたいものだ。


こうなると沖のオサン瀬にも乗ってみたい。

本日の結果

釣果; グレ2尾(オナガ50cm,38cm)


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