最新の釣行報告 2008年 5月 3日
鹿児島県 下甑島 手打 早崎のハナレ
|
■行 程 |
2008.5.3
9:10 熊本出発 14:00 阿久根港着 14:30 渡船未来丸出航
天候晴れ 中潮,大潮 満潮17:30前後(272Cm)波高1.5m
2008.5.4 10:00 納竿 18:00 熊本着
|
■同行者 |
T永さん,joさん
|
■タックル |
LOD:がま磯RX3-53,がま磯GV2-53
REEL:ダイワ トーナメント-Z 4000 LB
|
■渡 磯 |
鹿児島県 下甑島 手打 早崎のハナレ
|
■仕掛け |
道糸 SUNLINE 磯スペシャル テクニシャン オシャレ 6号
ハリス SUNLINE トルネード Vハード 6号,5号,バリバス7号
針 閂マダイX10号,9号,尾長食わせ8.25号
夜釣電気ウキ 1号, 泉州float type-C 夜釣り夢釣人4B
|
■使用餌 |
撒餌;沖アミボイル1角(3kg),沖アミ生2角(6kg),赤アミ1角(4kg),パン粉3Kg
付餌;オキアミボイル,オキアミ生
|
久し振りの未来丸
手打早崎のハナレから遠くにナポレオンが見える。
世の中GW。私の仕事はGWとはあまり関係なく気が抜けないので
釣りもどうしたものか考えあぐんでいたが
月末にクラブの釣り大会を頼んだこともあり、片野浦渡船の船長から
電話がかかり、それではとクラブのT永さん、joくんと出撃した。
余裕を持って出たが、さほど混雑しておらず、予定よりはやく阿久根港に到着。
午後2時半。未来丸が日帰り客を降ろすのを待って、我々と別客一人と、僅か4名で出発した。ちなみに4人だとさすがにゆったり寝ていけました(笑)。
磯見物
未来丸は、ゆったりとした鼓動のように静かな海の動きを確かめるように静かに走る。
甑に到着するとかなり島よりに走る。特に中甑以降、まるで磯見物のように近づいて走った。
灯台下ネンガ瀬、瀬瀬野浦の名礁、手打の野崎…船の窓から4人でしばし凝視。こんなにゆったり瀬を眺めたのは初めてのことだ。
ダイスケ、上村、下村と続く憧れの磯郡。
早崎ハナレにて
船長から声がかかる「tomoさん達は早崎でいい?底モノさんが二人いるけど…」早崎のハナレは、日頃4〜5名で乗る磯なので快諾。
まず初めての一人客を片野浦ワキ瀬に下ろし、早崎のハナレに無事渡礁。
早崎のハナレは、一帯の超A級磯で私も憧れの磯だ。
すぐ、船長の勧めに飛び乗ったが
しかし、最も乗りたい沖向きの突端には、底物師2人が陣取っていた。
T永さんには水道ポイントを、joくんには船付ポイントを勧め、
私は挨拶して、裏に入ることを断ったが、この二人は、テントを始め荷物が多く、石鯛竿は当然だが上物竿も伸ばしたまま、磯に寝せていた。お陰で、裏ポイントにも入りにくく、イライラするスタートとなった。
既に時間は、午後6時。すぐ夜釣りに突入だ。
足場の悪いポイントを確認しながらゆったりと3号竿に6号ハリス、1号ウキでスタート。
しかし、潮はいきなりの手前潮。すぐさま根がかりで、ハリス交換。
そして第2投。またも根がかりでハリス交換。泣きたい気分になった。
先端には底物師の二人組。夜は尾長狙い。
オナガの挨拶は手厳しい
いちいち仕掛けを変更するために、険しい磯を登り、それでも斜面でやり直し。既にやる気が低下した。
あっという間に日が暮れていく。たまらず、底物師に断り、少しつりやすいところに移動した。
しかし、波が這い上がっており、磯際には近づけない。底物師達は、一番釣りたかった沖向きの先端でオナガ釣りに変更している。
やがて、ユラリとしたアタリ。ガツッと乗ったが、3号竿には大した敵ではない。すきっと浮いてきてタモに治まったのは、ヨンマルオナガ。とりあえず手打のオナガと久し振りの対面だ。
さらにクチブトの同寸を追加。午後8時近くなって、やっと活性があがってきた感じだ。
そして、またアタリ。あわせた瞬間にでかいと感じた。緊張が走る。
右に左にいなして浮かしにかかったが、竿がぐんにゃり頭を下げたところで、チモト切れ。テンションを失った。恐らくゴーマル以上は間違いないテンションだった。もう少し足場が安定していて、前に出れたら取れていたのではないかと思い、一歩前に出て、再開。
いつの間にか、にわかグレ師もこちらのポイントにウキを入れている。そんな中で、またもアタリ。しかもさらにデカイ感じだ。
竿を起こしたが、お構いなしに左の瀬際に突っ込む。何とか交わしたと思ったら、次は右の瀬際に突っ込む。踏ん張ったが、瀬ずれでアウト。かなり万全に近い体制だったのにそれでも取れないとは。 しばし呆然。
しかも度重なる根がかりとバラシで、6号ハリス切れ。joくんから7号ハリスを分けて貰い再戦。
私の釣ったポイント。もう少し足場がよければ…。
あの沖向きポイントに立つ
しかし、以降、にわかにアタリが遠のく。星空を仰ぎながら静かな時間が過ぎていく。いつの間にか、
にわかグレ師達は、テントと寝袋に消えていた。
しばしの間、最も釣りたかった沖向き先端に立つ。足場もよく、ここで食ったら取れそうだと思いながらアドレナリンが流れたが、残念ながら生態反応は薄い。瀬際を諦め、流してみた。60メーターほど先で
アタリが出たが、エサトリ。しばらくエサトリが続き、緊張が薄れ、しばし休憩。憧れのポイントを
諦めた。
これまでの経験だと、手打は、朝まず目は、必ずのようにオナガが当たってくる。しばし身体を休めることとした。
悲しいゲームオーバー
午前4時、再び竿を持つが、底物師もごそごそ起きだして、釣りを始めつつあるので、元のポイントで竿を出した。相変わらず反応なし。夜が明けかけた。仕掛けを2号竿に出来たばかりの泉州夜釣りウキ4Bに変更して、ケミを刺し、深タナを探る。
反応を捉えきれないまま、夜が明け、やがて朝まず目が終わろうとしている。こんな筈ではないのにと心のなかで繰り返すがエサさえ取られない。
緊張が抜けた時は怖い。ふとウキから目を離した瞬間、竿がいきなり海中に引き込まれそうになり、竿を起こした。いや、起こしたつもりだったが、なかなか立てられない。
竿を腰に当てようとしたが、当てられないほどの引きだ。やっとの思いで腰にあて、今度こそと反撃に出たが、強烈な引きと真っ向勝負と思った瞬間、何と痛恨の針ハズレ。自分の不甲斐無さにため息が出る。
そして海は再び沈黙した。しかも船長から電話があり、船の故障のため、早い時間に回収となった。
joくんやT永さんも早めに納竿している。二人とも同様に稀にくる大物のアタリを、残念ながらものに出来なかったようだ。午前10時には竿をたたみ、ゲームオーバー。
夢と期待は広がったが、手打にしては、アタリも少なかったものの確実に自分のエサに食いついてきたアタリを捉えることが出来なかった自分に落胆した。
クルーザーでの帰港
渡船の故障で船長の知り合いのクルーザーで帰ることに。二度目の豪華クルーザー。ペトリゥス号と違い、船室は、ちょっと和風の作りとなっていた。
とはいえ、釣り帰りの汚れた我々がキャビンに乗り込めることもなく、二階のオープンスペースで、またも磯を眺めながら帰ることとなった。下甑、中甑、上甑と素晴らしい磯群を見て、疲れた身体にまた闘志が湧いた。
手打周辺もムラがあるようだ。そういう意味ではハズレの日だったかも知れない。クチブトポイントは、それなりに釣れていたが、大型オナガは皆無であった。
悔しさよりも不甲斐無さを感じたが、心の傷を癒し、月末の大会こそ、大物を釣り上げたいものだ。
クーラーは寂しい。オナガとクチブトが仲良く?
本日の結果
釣果;
グレ2尾(オナガ42cm,38cm)
前の釣行記を見る
|
|