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2008
REPORT

.13


最新の釣行報告 2008年 7月26日
鹿児島県下甑島 瀬々野浦タテガミ


■行 程 2008.7.26
10:30 熊本出発 13:30 阿久根着 15:00 渡船栄福丸 出航
天候 晴れ時雨 小潮 干潮20:14前後(155Cm)波高1.5m
17:30 釣り開始 7.26 07:00 納竿 19:00 熊本着
■同行者 turumikuroさん
■タックル LOD:がま磯マスターモデルH53
REEL:ダイワ トーナメント-Z LBA 4000
■渡 磯 鹿児島県 下甑島 瀬々野浦タテガミ
■仕掛け 道糸 不明 5号
ハリス SUNLINE ブラックストリーム 5号
針 閂マダイ10号,9号
電気ウキ1号
■使用餌 撒餌;ボイル3角(9kg),赤アミ1角(4kg)
付餌;オキアミボイル,エビの剥き身,キビナゴ

今年初のシブダイをターゲットに



とても象徴的な大カブ、松島。このどんよりとした雲。

   先週は、期待していたが台風のために釣りが中止になった。 これ以上は我慢ならない。なぜならロッドケースには、 新しい竿、G社マスターモデルHと泉州フロートのマゼラーとシャクが 今や遅しと出番を待っていたから。
 久し振りのturumikuroさんをお誘いして、下甑瀬々野浦のシブダイ釣り に出かけることとした。

再びタテガミにて

 夜釣りはのんびり気分。釣果も大切だがリラックスも大事だ。少し 早めに出発して、ゆったりと道中を楽しんだ。
 阿久根に着くと、既に永福丸が停泊している。船長に挨拶を入れた。 本日の客は、20名を越え、ほぼ満船。
 これでは、希望の瀬も言えないと諦めていたが、turuさんの第一希望で タテガミに乗りたいとのことだったので、ダメモトで、船長に尋ねてみると、 即座に「いいですよ〜」と帰ってきた。とても信頼が出来る上、我侭を 聞いてくれる優しい船長に感謝。  
 船室は広く、十分寝ていけた。中甑から灯台が見えてきたので船室の外に出て 海を眺めた。午後4時を過ぎ、少し暑さも和らいでいる。とても楽しみな時間となった。 予定どおりタテガミに無事、渡った。
 焦る気持ちもなく、ゆったりと準備。今回は私が沖向き、turuさんが地向きで 釣りを開始することとした。

カメの出現

 ボイルを撒きながら、ハリス5号、電気ウキ1号で投入する。残念ながら 潮は、いい流れではない。逆潮だ。
 しかし、そのうちなんとかなるだろうと思い、振込を繰り返した。 1時間が経ち、2時間が経つが何ら異常なし。海は平穏を保っている。
 やがて、turuさんにアタリ!ぐんにゃり3号竿が曲がっているが、何とカメを釣っている。ちょっと笑いが出たが、カメも必死だ。何とか糸を切って、オサラバした。


反対を向いてもこれまた象徴的な……。

 やがて夜となる。程よい風が時折吹き、心地よい。とは言っても、じっとしていても暑い。 遠くで、多分上甑だろう、花火大会か。夜空に時折花火が打ちあがる。 水分補給しながら、仕掛けを打ち返すが、まだ一度もアタリがない。満天の星達は まるでこちらを見ていないように知らん振りだ。
 「今夜中に釣りたいですね。」「今夜中には釣れるでしょ。」そんな会話を一時間おきに するが、小さなエサトリが二度ほどウキを引っ張った位だ。

やっとのアタリも…

 結果として、当日にはなにも釣れず、翌日を迎えてしまう。
 ここにきて、ボイルを諦め、マーケットで買った、キビナゴとエビの剥き身をエサにして タナ竿2本位を探って見るが、かじられすらしない。
 時折、フラフラと潮の流れが変わる。決して一定ではなく、もう少し流れがあればと 思うのだが、自然相手で、そうもいかない。
 たまに、少し良い流れになることもあり、この流れで釣れなければ釣れないと気合を入れて流すが、一向にアタリがない。
 以降、またアタリは途絶え、そのうち眠くなり暫く横になっていると、頑張っていたturuさんから声がかかった。 「今、アタリましたよ。バラしたけど。」とのこと。よし、とばかり起き上がり再開した。
  「ビュッときましたか。」「ビュッときましたよ。」
 そんな会話をしていたら、ウキが初めてビュッと引かれた。そこそこのアタリだ。 強引に巻き上げるが、浮いてきたのはイズスミ。一挙に力が抜ける。
 そして、またしてもイズスミ。缶チュウハイも進むほど眠気も増し、ついつい休憩してしまうが、時折雨。今夜は神様はどうしても私に修行をさせたいらしい。 
 しかし、全く未経験のエビの剥き身をつけて、足元を流していた時、瀬際でウキは動かなかったが、巻き取ろうとした時、テンションがあり、というより根がかりのように、竿を軽くシャクっても、動かなかったが、二度シャクると、いきなりドンと引き込まれたアタリがあった。
 直感的には、フエフキだったが、2秒も持たず瀬ずれで軽くなった。turuさんに「エビで食いましたよ!」と告げ、再び狙うが、海は静けさを取り戻していた。

ドンテン返し

 その後、何のドラマもないまま、夜明けをみた。希望瀬に乗り、満天の星を拝み、時折、シャワーのような心地よい雨を浴びて、それなりにストレスも解消し、そのうえ、釣果まで 求めようとするのは、虫がいいのか。ついに夜明けを迎えてしまう。
 いよいよラスト1時間だ。  その時、turuさんの竿が曲がる。なかなかの引きだ。タモですくうと、何と本命のシロシブ!しかも40cmオーバーか。逆転のホームランだ。
 シブダイは、これまでの経験からも朝マズ目にふいにかかることが多い。エサは、エビで タナ2本で釣ったらしい。


羨ましいシブダイ。これがシロテンだ。

学習能力のないカメ

 私も眠気が吹っ飛び、本気モードで、仕掛けを降り込んだ。エビの剥き身は、かなりのサイズで、これで食ってくるのはエサトリではないはずだ。
 潮は相変わらずの逆流れだが、いい感じで仕掛けを流していると、いきなりの引き込み。 思わず「きました!」と声をかけたが、かなりの引きは、深く潜ろうかとして、突然沖を目指す。ん?シブではないのか?
 頭にクエスチョンが浮かんだ途端、その正体がカメであることが解る。 あらら〜。やられた。初のマスターモデルの竿を強引に曲げたのが、カメとは、自分ごとでは笑えない。
 何とか強制バラシにして、リリースは完了したが、30分を残し、竿を置いた。 その後、強い雨。何だか心まで洗い流されるように雨が降った。修行は辛い(笑)。
 実は、シブダイ狙いも、あまりにもアタリがないため、いつのまにか、マダイでも釣れないものかと、随分と沖目狙いに変更していた自分がいたのを反省。
 最後まで諦めなかったturuさんに分があったというのが、今夜の教訓だろう。 
 
 それでも諦められない魅力が瀬瀬にはある。また行こう。今度は諦めない。



本日の結果

釣果; なし


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