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2008
REPORT

.14


最新の釣行報告 2008年 8月16日
鹿児島県下甑島 長浦周辺無名磯


■行 程 2008.8.16
10:30 熊本出発 14:00 阿久根着 14:30 渡船永福丸 出航
天候 曇り後雷雨 大潮 満潮20:00前後(3075Cm)波高1.5m?
17:30 釣り開始 8.17 05:00 納竿 11:00 熊本着
■同行者 N原さん
■タックル LOD:がま磯マスターモデルH53
REEL:ダイワ トーナメント-Z LBA 4000
■渡 磯 鹿児島県 下甑島 長浦周辺無名磯
■仕掛け 道糸 SUNLINE 磯スペシャル テクニシャン オシャレ 6号
ハリス SUNLINE ブラックストリーム 6号
針 閂マダイ10号,9号
電気ウキ1号
■使用餌 撒餌;ボイル3角(9kg)
付餌;オキアミボイル,エビの剥き身,イカの刺身

焦り

 私には焦りがあったのかも知れない。夏といえばシブダイ釣りといいながら 仕事の都合で殆ど行けない。行っても釣れない。そんなちっとも涼しくならない この夏の展開に私にも確かに焦りがあったと思う。
 あまり天気予報の芳しくないなか、永福丸に電話を入れた。夏の夜釣りは グレ釣りのような殺気?もなく、言わば遊びの釣り。本来なら良い条件の中で 楽しく釣りに行きたいが、恐らく8月にもう釣りに行くチャンスはないという 思いから、多少の天候不良には目を瞑り同じクラブのN原さんと、出航地阿久根へと向かった。

ここはどこ?あの瀬々野浦とは違う…初めての磯??


 阿久根は熊本市の磯釣師にとって、最も近い出航地だ。少し早めに出て 途中で昼飯を食ったりスーパーに寄ったりとのんぴりと道中を楽しんだ。
 港に着くと永福丸は既に停泊しており、しかも出航までまだ1時間も前 だというのに数名が船首で船長と話をしていた。


 早速船長に挨拶をいれ、船に乗り込んだ。
 私「船長、最近はどうですか?」
 船長「結構、釣れていますよ」と元気の出る言葉。 今日はN原さんは、どうしてもカゴを振るというので 釣場も広い方がよい。そこで私「もし空いていたらコシ瀬に乗せてもらえませんか?」 と問いかけると
 船長「シケてなければいいですよ。」とまたまた有りがたい言葉。
 天気もどんより曇り。台風や低気圧の影響か風は強そうだが 暑いよりはマシだろう。そんなことを考えて、定員ギリギリの7名の客を 乗せたキャビンは広く、大の字で横になった。

帰りますか?

 しかし、出航して暫くすると、かなりの揺れ。30分もすると 船長から呼ばれた。
 船長「tomoさん、すいません。やっぱり西磯は無理です。帰りますか?」
 「帰りますか?」と言われても 帰れないのが釣師のサガ。 「東側でもいいですよ」と、つい云ってしまったが、瀬瀬野浦に東側などない。 せめて、松島あたりかと、ぼんやり考えていたが船は、そこから更に揺れが酷くなる。
 窓を見ると 先ほど通ったあたりを 引き返しているようだ。
 さらには、雨が酷く降っている。う〜ん。ちょつと無理があったかとこの時初め て思う。
 船に乗り込み、既に3時間が経過した。永福丸はどうやら目的地を決めたらし い。
 私の感ははずれ、全くの東側である長浜あたりに来ているようだ。 先ほどまでの雨も止み、瀬際には打ち返すものの波は静かで、釣果はともかく、 安全性は確保されたようだ。
 先客を降ろし、その先に私達が無事渡った。名も知らぬ磯だ。右正面には、港 の明かりも見えている。広い磯だがかなり浅瀬が続いており、釣りになりそうな 場所は、船付とかなり先の先端のようだ。
 移動は大変なので、船付きで釣りをすることにしたが、ワンド状に奥まってお り、既に諦めモードとなってしまったが、本日は月夜の大潮、それこそ、潮が動 けば、何かしら遊ばせて貰えるのではという期待も密かにあった。

右隣に別客が降りて、どんより曇り空の下で釣りスタート。

不安の中で釣り開始

 4号のG-Tuneも持参していたが、そこまでの期待感は薄く、思わずがま磯マス ターモデルH53 を手にしてしまった。巻き変えたばかりの6号道糸と6号ハリス に1号の電気ウキ閂マダイ針10号でスタート。
 しかし潮は全く動かない。どこに投げても瀬際の波の影響で、多少動きはある ものの、その後は、同じところで、無反応を装っている。
 しかし確実にボイルは取られている。餌取りはいるようだが、ウキに反応する ことはない。恐らくカワハギ辺りだろう。
 時間だけが過ぎていく。その内、餌取りが気になって、タナを浅くしてみた。 食ってきたのは、こちらでいうロギ、ハマフエフキの20cm程度のヤツだ。これで はお土産にも出来ないなと思いながら、潮が動かない分、どこそこ投入を繰り返 すが、モソーッとしたアタリは、どれもロギだ。5〜6尾釣ると休憩も多くなっ てきた。

私の釣ったポイント。それでも竿一本半でウニがかかった?

久し振りの雷雨に

 オマケに時折の雨、それでも暑いので、何とか持参した傘で、暫く凌いで、ま た釣りだすといった具合だ。
 それにしても怖いのは雷だ。午後9時位から頻繁に稲妻が光りだしてきた。聞い た話によると遠くで光っても、握り締めた竿にビビビと、痺れが伝わってくることがあるとの ことで、感電しないかと恐々の釣りとなった。
 そうこうしていると、午前1時過ぎから、猛烈な雷雨。ついに傘ではどうにも出 来なくなり、N原さんと、ビニールシートを被ってしまった。 一時期、凄い雨となる。暫く竿立てに竿を立てておいたが、一瞬の風で竿が倒れ る!私は一瞬雷が落ちたかとあせったが、竿に傷はなく一安心。その後は、竿はちゃんと 寝かせておいた。
 一度、小降りになり、出ようとすると、また降り出す始末で、結局、午前4時半 までビニールシートに包まって、じっと耐えていた。

広い磯だがご覧の通り釣りが出来るポイントは少ない。

修行の果て

 4時半過ぎ、小降りになった様子で、今のうちに荷物の整理をしようと、外に出 たが、雨は小降りになったものの、瀬際は、酷くサラシており、釣りにはならないと判断。
 荷物を片付けていると、永福丸も納竿時間よりも随分早く迎えにきた。
 「釣りにはならんかったでしょう。」
 「はは。ビニールかぶってました。」
 そんな会話して、船に乗り込んだ。釣りをした気分ではなかったが、久し振りの 強い雷雨に自然の大きさを身体で味わった気がした。乗り合わせた命知らずの方々?も同じ 気分ではなかったか。
 帰りの船は、クーラーも効き、濡れた身体に寒い位だったため、爆睡も出来ず 以外にもベタナギで帰ってきた。帰りの道中も晴れており、我々は、ちょっとし た天気の隙間で自然の厳しさを味わったらしい。
 考えれば今年は天候不良による釣りの中止や低調が多い。土曜を中心としたアングラー なら仕方のないところではあるが恨めしいこの一年だ。
 そんな今年は残念ながらシブダイ釣りも果たせないまま終わりそうだ。多分もう8月は都合で 釣りには行けそうにないが9月には、少し方向を変えて、まだまだ夜釣りで行きたいものだ。  



本日の結果

釣果; なし


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