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2008 REPORT .23 |
大分県鶴見高手南ほか
納竿というよりも 実は家族が突如入院となった。何とか目処が立ち安堵したが、釣りの気分にも ならなかった。釣りとは、本当に家庭や仕事などの環境が平和でこそ、成り立つ趣味だとつくづく 思う。 しかし、実はかなり前に職場の新人を釣りを連れて行く約束をしていて、しかも 竿やリールを準備して、既に７万円位遣わせたので、連れて行かない訳には いかなかったのだ。 しかも、買わせた竿は1.5号53の１本。1.5号で勝負するフィールドで、かつ釣果が 固いとなると、やはり鶴見。そうなると磯遊人さんのお世話にならない訳にはいかない。 連絡すると磯遊人さんも気軽に応えてくれた。一緒に竿納めをさせて頂くこととなった が、今回は何とか初めてのＭくんに、せめてグレの引きを味わって欲しいものだと、考えていた。
今回初釣行のＭくん。 磯は満杯でも忘年会は楽しい いつものところで待ち合わせ、八重ちゃんさんの運転でお世話になる。 夜は、アオリ釣りをしようってことになり、途中で活アジを仕入れ、梶寄港に到着、みや丸に乗り込む。帰りの客はあまり良い釣果ではなかったので、やや不安がよぎる。鶴見の磯は釣人で一杯。Ａ級磯では、昼から次の客が待っている。我々も翌日釣りのために 午後５時便の船に 乗るが、磯は、どこも人で溢れており、磯遊人さんもしばし腕組み。 大島をぐるりと周り、何とか空いていた高手南に無事、４名で渡った。 既に暗くなってきており、アオリ活きアジ仕掛けをセットし、Ｍくんにだいたいの流し方を 教え、暫く観戦。 八重ちゃんは、エギング、磯遊人さんは、活きアジ仕掛けで、思い思いにスタート。 しかし、時間だけが過ぎていくが全くあたらない。 時折、Ｍくんと交代で竿を持つが、すぐに飽きてしまい、Ｍくんと、焼酎タイムに入る。 実は、今回、磯遊人さんがレンタンを持ち込んでおり、ついつい温まりたくなる温かさなのだ。 「ねえねえ、宴会にしましょうよ〜」と磯遊人さん、八重ちゃんに声をかけ、無理やり忘年会突入。 今夜は、豪華なホルモン鍋。ビール、焼酎、チュー杯とすっかりいい気分になってしまう。 まさに、今年最後の忘年会だ。満天の星の元、楽しい釣仲間とのひと時。最高の時間だ。
レンタンは保温にも、鍋にも最適で〜す。アルコールが進みました！ イカちゃん、でてきておくれ〜？！ 磯宴会でいい気分になり、酔い覚ましのつもりで、エギングロッドを振ってみた。 すると、何と数投目に待望のアタリ！そこそこサイズのアオリをゲットした！！皆、諦めて釣りの意欲も失っていたが、１杯のアオリのお陰で、またやる気が湧いてきた。 その後、明け方まで頑張った八重ちゃん、２杯のアオリゲット！！や、やられた〜！！ 今回は、磯遊人さんの活きアジには、残念ながら乗らず。 そして、無情にも夜が明けた。
エギングで２杯ゲットの八重ちゃんさん。 強風に溜まらず瀬替わり さあ、いよいよ朝マズ目。Ｍくんのオニューの竿に糸を通し、仕掛けセット。 マキエの仕方、投入の仕方、道糸の張り方、エサの指し方などを教えながら、ふと思うが 釣りって、意外と最初は難しいもんだと改めて思う。 日頃、考えずにやっていることでも、人に教えるとなると、結構それなりに大変なことだ。しかし、アタリはない。皆疲れて休憩が入る。オマケに横風が強いし、流れも横流れで 初心者には、ちと厳しいロケーションだ。皆が、休憩しているとき、ひとりで竿を振っていると 一度、突然の強烈なアタリ！しかし、数秒で竿は天を仰ぐ。恐らくグレではないが、 かなりの大物のアタリだった。 普通なら、これで皆やる気になるところながら、強風に誰も竿を出さなくなった。 そんななかＭくんが、また竿を振りだした。 そして、暫くして、いきなりのアタリ！瞬殺で、竿が上を向いた。またもかなりの大物か、いきなりチモトを切られていた。むむむ。もう少し小型が食ってくれればと願うが、その後は再び沈黙の時間に。 昼に見回りにきた、みや丸に溜まらず飛び乗り、グジラの地に無事、瀬替わり。しかし、 残念ながら、ここも風が強い。
クジラの地。ここもまた強風に悩まされる。 去年と同じ竿納め
クジラ、小バエ、大バエ…皆さんお疲れのようでした。 やっと、この頃になるとＭくんも自分でマキエして竿が振れるようになった。 私も、やっとここで竿出し。 ゆったりと、流れに添わせ、ウキを沈ませてみる。しかし、強風に加え、手前潮。 おまけに水温も下がったようで、エサも取られなくなる。 久し振りのお手上げ状態だが、よく考えると、昨年の竿納めもこの鶴見で、全くお手上げ状態だったことを思い出し、苦笑い。
この日ばかりは磯遊人さんといえども…。 Ｍくんには、悪かったが、次回はきっと感動を持って、釣れるでしょう。 磯遊人、八重ちゃんですら釣れない状況なので、初心者にはちと厳しいデビュー戦だったと思うが、磯での忘年会は、きっと彼の心にも強く刻まれた筈だ。 今年は、例年より多く、２３回の釣行を果たした。 考えたら、今回鶴見の魅力を発見させてくれた磯遊人さんのお陰だと思う。 そして、新しい年、オナガを仕留めるべく、また邁進したいものだ。 「記憶に残る楽しい釣行」を目指して。
2009年の釣り初めは…この磯で。 本日の結果 釣果； アオリイカ１尾 |
