新船SEAEXPRESS-FUJIMARU
釣ってはいけないものを釣ったT永氏
釣り座は釣りやすい見下ろし
すぐ西側の沖ママコの釣り人
野島、筒島、犬島と廻りに瀬が多い
よく太った里のクロ。二尾目も全く同型。
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DATE | 2001.01.06 中潮 満潮 5:02 波高2.0m 北東後東の風 |
渡 船 | 藤丸(SEAEXPRESS-FUJIMARU) 阿久根午前3時出航 午後1時納竿 |
渡 礁 | 上甑島 里 松島 |
同行者 | T永氏(夢釣人) |
澄みきった夜空に流星群
年末乗り損ねた藤丸に予約。相変わらず客が多い。そんなに釣れるのかなと思いながら渡船。
我が倶楽部の会長の話によると「この時期、地磯よりの方がいいかもよ。」との話を思い出し、敢えて黒髪では起きあがらず。
ちょっと怖い双子のハナレを見て、ようやく甲板に。「はい、Fさん」と松島で降ろされる。
午前4時。まずまず安全で釣りやすい釣り場だ。安心して、冷たい岩の上にT永氏と並んで
横になる。透き通った夜空だ。天の川まで鮮明に輝いている。21世紀。この素晴らしい夜空を見れた
ことに感謝。
「あ、流れ星。」スーッと星が消えていく。次から次に…一時間程の間に5〜6個を見た。
22世紀の人達にもこの幻想的な空が見れるのかなと、ちょっとセンチにもなるが、あっという間に
夜明け前。あわてて仕掛け作りを始める。
里特有の振幅の大きい波
うっすらと夜が明けていく。「今日はたっぷり撒き餌を打ちましょう。」T永氏とパン粉撒き餌を
ポイントにたっぷり入れる。沖を本流が川のように流れ、足元からホンノリ沖に潮が流れている。これは、
釣れない訳がない。パン粉2キロを撒いてからと思っていたが、たまらず釣り開始。
T永さん第一投。いきなり竿が曲がる。「T永さん、魚が散らないよう出来るだけ左で取り込んで。」
入れ食いをイメージしてたまらず声を掛けた。残念ながら期待に反して浮いてきたのは大型タカノハダイ。
里特有の振幅のでかい波。海が揺れているようだ。ただし風は強風。
ついにウキを入れる。アタリがない。餌取りは足元にキンギョ、沖にサバゴ?、ハゴイタがおり
餌は取られたり、取られなかったり。打ち返す。針を替え、タナを探り、ガン玉の位置を変え、ハリスを
落とす。うーん。何かおかしい。
里のクロに出会う
午前9時を過ぎ、足元に見切りをつけ、沖を狙う。風が強く、上手く流せないが、なんとか出る潮と本流との境で止める。
3Bのウキがやや潮に揉まれながらもスーと消える。ガツン。よし、クロ
独特のあたりだ。今世紀、最初の一匹、大事にいきたい。タモで掬うと、真っ黒ないい色の800g位の地グロ。
よーし。いい感じだ。
その後、しばらくおいて、もう一匹同型を追加。さらにアタリ。しかし、アワセがあわず。
「T永さん。こっち、きてますよ。」と同じポイントに呼ぶが、そこまで。ちょっと流れが変わり、アタリも
めっきり無くなる。
新世紀を占う?
鳥が集まっている。撒き餌は効いている筈だ。何がいけないんだろう。アタリが遠のく。
ちょっと気を抜くと、睡魔に襲われる。10分だけ寝る。よし、11時半、ラスト1時間頑張ろう。
いきなりのアタリ、しかし針はずれ。大事にしなければと思いながら焦る。
針を替えてまたアタリ。しかし、足元近くまで寄せて痛恨のまたも針はずれ。このあと獲れたのは、
ウマズラハギとイズスミのみ。はあー。今世紀を占うには、あまりにもテクニック不足か。
食いが悪いのか、アワセが悪いのか、確かに風が強く、ミチイト捌きには、気を遣ったが、
それでもいつのまにか、フケが出てしまう。なかなか食わせ切れないのも、うまく流れに
乗せきらないところが大きいと思う。しかも足元では食わない。
日本野鳥の会?
ついに12時を過ぎた。とりあえず、今年初釣行「良型」が二尾獲れた事だしと…竿をたたんだ。
道具を片付け、飯を食ってると…
「おおおお。」T永さんの竿が大きく曲がっている。なんと、目の前で鳥がバタバタ。
「Tさん、そりゃいかん。日本野鳥の会から叱られるよー。」なんと餌に寄った鳥を掛けたのだ。
うまく、リリース出来たところでTさん納竿。また次が有るでしょう。
港に帰ったが、強風のため大釣りしたグループはいなかったようだ。上甑の里は、次回の倶楽部の
釣り大会予定地。よし、大会のために魚を残してやった事にしよう。
釣果;
クロ 800g2尾,ウマヅラハギ1尾を持ち帰り
胃袋の中身;
クロは塩焼き。最高に美味。ウマヅラハギはムニエル。
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