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2001
REPORT

.5

最新の釣行報告 01.12.08
熊本牛深
平瀬カブリ&片島カベ

〜おーいっ!牛深のクロよ。どこに?〜

DATE2001.12.08 小潮 満潮 00:59/14:31 波高1.5m 北のち北東の風
行  程午前10時 後浜出港 石鯛丸
行  先熊本牛深 沖磯 平瀬カブリ&片島元瀬かべ
釣時間午前11時から午後5時まで
同行者K原、N原氏(夢釣人)&M上氏
タックルがま磯ぐれ競技用 1.75号5.3m/リール トーナメントX2500
仕掛けミチイトフロート2号/ハリス2.0〜1.7号 /雲水B 針 伊勢尼5号,その他



カベから左を望むと名礁片島元瀬。その先にはカブリ。

天気は上々。好条件
 曇り後午後から晴れ。波高1.5m。のどかな冬型の好条件。夢釣人のいつせもの二人と、 久し振りのM上氏と4人でゆっくり朝から釣行する事に。
 お陰で、渡船に遅刻。しかし、他のお客さんは皆早いうちに出航していて、 この時間客は自分たちだけ。大名気分で船にちょっと待って貰った。
 沖に出ると、結構ここぞという瀬は釣り人で埋まっている。あまり釣れた話も 聞かないが、相変わらずお客は多い。
 船は一級磯の下平瀬へと向かう。釣り人にとっては、なんとなく残念だが この平瀬は灯台工事が施工中で、ここ最近平日はあがれないらしい。 しかし、今日は土曜。てっきり他の客との入れ替えかと期待するが…、 無情にもその手前のカブリで船は止まる。
 しばし、首を傾げるが、そんな表情を見てとって船長が一言。 「もう、乗るとこは、なかばい。」やむなくその一言でとっととK原氏と渡礁。
 満潮前の数時間。二人でばらばらと異なる流れを攻めることに。 撒き餌を撒くと、潮は右に左にとヨレヨレ流れている。比較的浅く、風もないので 軽い半遊導仕掛けでスタートすることに。
 一投毎にあたり。お茶目な?ロギ(ハマフエフキ)が食いついてくる。 狙いを変え、餌の付け方を変え、棚を変え、投入を続けるが、どこに投げても ロギ。たまに、イサキが食うが、持ち帰るにはちと小さく、リリース。
 しばし、考えていると風が出てきて、潮が高くなってきた。 満潮まで1時間以上。これは、どうせ無理と、見切りをつけ電話で瀬替わりを要望。 ウォーミングアップも出来たところで次の瀬に期待を託すことに。

カベから右を望むと股グラ瀬。

通称ウンコ瀬?に期待
 船に飛び乗ると、片島へと向かう。 一級磯、元瀬を目指す。当然、先客有り。その手前の「カベ」に無事渡礁。見ると、 その先の「股ぐら瀬」にも一人客が降りた。
 この「カベ」は数年前、よく乗ったことのあるポイントで、一級ではないが、 ぼちぼち釣れるところだし、第一安全性の高い釣り場である。
 よく渡礁していた頃は、この「カベ」を勝手に仲間内で「ウンコ瀬」と呼んでいた。 磯も広く、岩陰も有り、その名の通りやりやすい(笑)って事も有るし、 ワンド状になっており正面が「股ぐら瀬」なので、その名に引っかけて、こう呼んでいた。
 さて、昼飯でも食いながら撒き餌をするが、僅かに手前潮。餌取りも顔を出さない。 ウキを入れても、餌も取られない。
 K原氏が「こりゃー、もしウキが入ったらクロですね。」と切り出す。 確かに、釣れればクロだろうなと思う。まさに寒グロ釣りの様相なのだ。
 しかし、餌は殆どなくならない。 海を覗いても、たまにチラリとボラが見える程度なのだ。
 やがて3時を回ろうかとしたその時。
私の竿がいきなり弧を描く。かなり突っ込む。竿をやさしく左右に倒し、楽に 浮かせにかかる。しばらく、やり取りを楽しむが、チラリと見えた魚体は、 残念ながら赤っぽい。「ん?真鯛か?」 
 完全に浮かせると、1.5キロ位のフエフキ鯛であった。こちらではタバメと呼んでいる。 まあ美味しい外道だが、クロを期待していただけに残念。


最初に釣ったフエフキ鯛。手応えは充分だったが…。

  それでも牛深はいい
 気を取り直して、早速投入を再開する。牛深は夕マズメがもっとも熱いゴールデンタイム。 相方のK原氏も自ずと力が入っている。
 また、暫くなんのアタリもない時が過ぎていく。そんな折り、K原氏が しみじみと呟いた。
 「牛深の海は、釣れんでも、いいですね。来て良かったと思います。」
 「うん。ホントにいいね。」 返事した後で、つくづく地元にこんな海が有って良かったと思う。近年、だんだん釣れる魚が 減っていく。寂しい限りであるが、少しでも自然を大切にして、ずっと未来に この海と磯群を残さなければと、ちょっと柄にも無く真剣に思う。 夕方のとてもよい雰囲気の時間が流れていく。なんだか自分も風景に同化してゆくようだ。 
 午後4時頃、また私にアタリ。今度こそクロと予感して慎重にやりとりするが 残念ながら浮いてきたのは、またもタバメ。今度は1Kg位のサイズだ。 なんと、上物釣りをやっていて、タバメなんて、普通はそうは見ない。しかもこの季節なのに 二度のアタリが、二度ともタバメなんて…。すこしガッカリもする。 しかし、本日は、数少ないアタリをバラシなしであげているので、悔しさはない。
 その後、アタリもなくなり午後5時に納竿した。まだ一度も何の反応も見ていない K原氏、必死の形相で仕掛けを打ち返している。
 ウキの視認も難しくなってきた頃、K原氏に待望のアタリ。慎重にやり取りするも 残念ながらヘダイ。これにて彼も納竿となった。
 今シーズン未だにこの牛深でクロを釣っていない。ああ、何時になったらこの牛深のクロが釣れるようになるんだろうか。 いやいやあせりは禁物。今シーズンは始まったばかり。


牛深の自然にあらためて感動するK原氏。


 
今回のお勉強;
・バラシなしを目標に大胆でやさしい竿さばき。
・状況の変化を知り、即対応。
 
釣果;
 フエフキ鯛1.5kg,1,0kgの2尾

胃袋の中身;今回冷凍。


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